【安全性が向上】新型キア・ソレント 新しいブラインドスポット・カメラシステム搭載 今秋発売 欧州
公開 : 2020.05.12 20:50 更新 : 2021.03.05 21:36
新世代のキア・ソレントSUVが、この秋に欧州で発売されます。多くの安全機能を採用し、広角カメラでブラインドスポットを捉えるテクノロジーを搭載した、初のキア・ヨーロッパのモデルとなるそうです。
ブラインドスポット・ビューモニター(BVM)
新しいソレントは、ブラインドスポットの問題を解決する、新しいカメラベースのディスプレイを搭載する、ヨーロッパ・キア初のモデルとなる。
ブラインドスポット・ビューモニター(BVM)と呼ばれるこのシステムは、ドアミラーに取り付けられた広角カメラを使用する。
ドライバーが車線変更をする際、速度計やタコメータ―の代わりに、ブラインドスポットにあるクルマを、12.3インチ・デジタルインストルメントクラスターに映し出す。
このシステムは標準のミラーよりもはるかに広い視野を提供し、安全性を向上させる。
衝突の可能性があると思われる場合に、クルマを車線に戻すためのアシストを行う、ブラインドスポット・コリジョン・アボイダンス・アシストと共に提供される。
トップレンジのトリムグレード以外の、すべてのグレードで、オプションでの提供となると予想されるパッケージには、サラウンドビューモニター、パーキング衝突回避、Boseサウンドシステムが含まれている。
スタイリング
シュコダ・コディアックのライバルである、4代目ソレントは、先行モデルやヨーロッパで販売されているどのキアモデルとも、明らかに異なるデザインとなっている。
大型のテルライドに似た角ばったスタイルは、販売が順調な米国で人気のデザインが反映されているようだ。
キアのトレードマークである「タイガーノーズ」グリルは、微妙にデザインが変更されており、LEDヘッドライトが採用されている。
ワイドなエアインテークと、エアチャネリングデバイスは、エアロダイナミクスを高める。
リアでは、現行モデルの楕円形のブレーキライトクラスターが、米国市場向けテルライドにインスパイアされた垂直方向のユニットに置き換えられている。
新しいリアバンパーは、ツインエグゾーストを収容するようなデザインとなっており、オフロードモデルらしい、スキッドプレートが装着されている。
テクノロジーとセーフティー
キアは「あらゆる環境での走行の安定性を最大化するよう、設計しました」と述べており、新しいテレインモードは、雪、砂、泥などのさまざまな路面状況で高いトラクションを達成する。
まったく新しいモノコックシャシーを採用し、フロントとリアのオーバーハングを短く、ホイールベースを35mm長くすることで、プロポーションを変更して、見た目を長くしている。
ほかの寸法も、約10mmずつ大きくなっており、パッケージングの改善により、内部スペース、特にミドルシートのスペースが大幅に改善されている。
英国仕様は、7シーターでの提供となる。
今回のアップデートには、ローリングの強化とハンドリングの向上が含まれる。
大型のインフォテインメントタッチスクリーンが、新しいデジタル・インストゥルメント・ディスプレイにリンクする、メルセデススタイルのパネルが採用される。
独立した温度調節パネルの両側には、セントラル・エアベントが配置され、キアはこの新しいソレントを、「最もハイテク」な量産モデルと呼んでいる。
コーナーの勾配に応じて制限を自動的に調整する改良されたクルーズコントロール、キーフォブを介してアクセスされるセルフパーキング機能、パーキング中に何かにぶつかりそうになると自動でブレーキをかける機能、ドアミラーに取り付けられたカメラを介してブラインドスポットの画像をダッシュボードに映すブラインドスポット監視システムが、採用される。
渋滞情報、天気予報、近くの駐車場空き状況などを含む、インフォテインメント機能は、標準装備で中央に取り付けられた、8.0インチのタッチスクリーンに表示される。
オプションのヘッドアップディスプレイには、速度制限、ルート案内、ドライバーアシスタンスアラートが表示される。
ヨーロッパ仕様のその他のオプションには、12スピーカーBOSEサラウンド・サウンドシステム、ムードライティング・パッケージ、10.25インチの大型タッチスクリーンなどがある。
パークアシスト、ブラインドスポットアシスト、居眠りを警告するドライバーアラートディテクター、制限速度認識などの安全機能に加え、二次衝突のリスクを判断しブレーキをかける、キアの新しい「マルチ衝突ブレーキシステム」が採用される。