【クルマの内装色】なぜ複数の設定がある? 内装色もデザインの一部 天井の色まで工夫も

公開 : 2020.05.14 05:50  更新 : 2021.10.13 13:54

そういえば天井の色も違う……?

マツダ3はハッチバックとセダンで用意される内装色に違いがあるとお伝えしたが、実はルーフライニング(天井)の色もハッチバックとセダンで異なっているのである。

ハッチバックはカーペットやインストゥルメントパネルと同じく黒いルーフライニングを採用している。

上がセダンのインテリア。明るい天井色を採用し、フォーマルさを演出。ハッチバック(下)は、赤を引き立てる黒の天井色を選び、躍動感を求めた。
上がセダンのインテリア。明るい天井色を採用し、フォーマルさを演出。ハッチバック(下)は、赤を引き立てる黒の天井色を選び、躍動感を求めた。    マツダ

いっぽうセダンはやや明るめのグレーに近いルーフライニングとなっているのだ。これについてマツダの回答は以下の通り。

「マツダ3は、ハッチバックとセダンで異なる2つの個性を表現しております」

「ハッチバックではスポーティで心に訴えることを、セダンではフォーマルなエレガンスさを追求しています」

「内装においても、ハッチバックではバーガンディー色(レッド)を引き立てる黒の天井色を、セダンではピュアホワイト色と共に明るい天井色を採用することで、2つの個性をお客様に感じて頂けるよう工夫しております」

こちらも同一のデザインを持つ内装にも関わらず、ルーフライニングの色を変えることでスポーティはハッチバックに対し、フォーマルなセダンというキャラクター分けを見事に使い分けているというわけだ。

今まではそこまで内装の細かい部分までは気にしていなかった人も多いかもしれないが、内装もまた細部まで魂が宿っている。

次に愛車に乗るときはそういった部分を気にしてみると、新たな魅力に気づけるかもしれない。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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