【スポーツラインをリード】BMW 4シリーズ M4/i4電動サルーン 2020年末から順次発売 欧州
公開 : 2020.05.12 18:55 更新 : 2021.06.04 13:19
M4のパワートレイン
M4は、クーペとカブリオレのボディスタイルで、標準の後輪駆動と、トップスペックの四輪駆動のコンペティション形式で提供される。
英国で、両方のバリエーションが提供されるか、ほかのMモデルと同様、コンペティションのみの提供となるかについては、まだわかっていない。
標準のM4には、最近発売されたX3 MおよびX4 M SUVに採用され、新しいM3サルーンでも搭載が予定されている、ツインターボチャージャー付き3.0L直列6気筒エンジン、S52が搭載される。
6速マニュアルギアボックスと従来型の後輪駆動の組み合せで、M4は標準モデルで480psと61.2kg-mのトルクを生み出す。
510psのM4コンペティションは、8速トルクコンバーター・オートマティックギアボックスと、完全可変のM xドライブ四輪駆動システムを備え、より強力なM5サルーンと同等のパワーを発揮する。
現行M4は、古いS55ターボチャージャー付き3.0L直列6気筒エンジンを搭載しており、標準仕様で431psおよび56.1kg-m、後輪駆動のM4 CSで、460psおよび61.2kg-mを提供する。
これらのモデルは、BMWの本拠地であるドイツのミュンヘンで生産されているが、第2世代のM4モデルは、近くのディンゴルフィングで標準の4シリーズクーペおよびカブリオレと共に生産される。
BMWはまた、グランクーペバージョンを提供することにより、M4ラインナップに実用的な4ドアを初めて追加する。
BMWの情報筋によると、最近発表されたM8グランクーペの兄弟モデルは、アウディRS5スポーツバックのライバルとして、2022年に発売される予定となっている。
オリジナルの4シリーズ・グランクーペの北米と中国での人気が、M4シリーズ後継モデルの導入のきっかけとなっているとのことだ。
i4のプラットフォームとパワートレイン
i4には、EV専用プラットフォームではなく、従来の内燃モデルにも採用されている、2017年に同社が導入したクラスターアーキテクチャー(CLAR)プラットフォームが採用される予定となっている。
今年初めにコンセプトカーでプレビューされたi4は、同社が順次投入を予定している、いくつかの新しい電動モデルの、最初のモデルとして2021年に発売される。
同社は2023年末までに、最大25モデルのプラグインハイブリッドとEVを発売する予定としている。
ミュンヘンで生産される、4シリーズグランクーペをベースとするi4は、i4 xドライブと呼ばれる強力な四輪駆動で、各車軸のモーターから最大530psと82.9kg-mのトルクを生成する。
サルーンの電動パワートレインは、80kWhリチウムイオンバッテリーパックと組み合わされ、同社がWLTPテストサイクルで航続距離600kmを達成すると言う、最も効率的なバリエーションとなる。
現在のところ、88kWhバッテリーを搭載し、560kmを達成しているテスラ・モデル3が、公式の航続距離の最長記録を保持している。
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