【冬の季節の長所と短所】メルセデス・ベンツE 300de EQパワー(5) 長期テスト
公開 : 2020.05.24 10:20
メーター用モニターのグラフィック
メインのメーター用モニターに表示される情報の、設定変更のしやすさも気に入っている。ドライバーの気分に合わせて情報を切り替えられるのだ。
筆者は、メルセデスのステーションワゴンに合うような、中年の男。殆どの場合、クラシックなダイヤルメーターを選んでしまう。また、プログレッシブと呼ばれる表示も好きだ。スポーツは選ばない。このクルマには似合わないと思う。
メルセデス固有といえる、ディーゼルエンジンのプラグイン・ハイブリッドだが、風向きは好ましくない。EV化の中で、ディーゼルエンジンとプラグイン・ハイブリッドの組み合わせは、高い支持を得ていないようだ。英国での数の少なさにも表れている。
少なくとも長期テストでは、さらに距離を重ね、このクルマでの経験を積みたいと考えている。
テストデータ
気に入っているトコロ
冬季の利便性:車内を暖かくし、ガラスの解氷も短時間で済ませてくれる。ドライバーの労力も、暖気による騒音もなしに。
気に入らないトコロ
冬季の航続距離:冬の季節、事前にクルマをしっかり温めてしまうと、EVモードの航続距離が短くなる。出発前に、バッテリーの25%近くを消費することも。
テスト車について
モデル名:メルセデス・ベンツE 300de EQパワー SEエステート(英国仕様)
新車価格:4万9700ポンド(710万円)
テスト車の価格:5万8115ポンド(831万円)
テストの記録
燃費:21.1km/L
故障:なし
出費:なし