【伝説的レーサーから銀幕のスターまで】世界のクルマ好き有名人が最初に手に入れたクルマ 46選 後編
公開 : 2020.05.31 11:50 更新 : 2020.06.01 09:10
キミ・ライコネン
ラーダ
クールな性格から「アイスマン」とあだ名される元F1レーサーのキミ・ライコネンは現在、多くの高級車を所有している。そのコレクションには、ロールス・ロイス・レイス・ブラックバッジやフェラーリ・エンツォ、F12、488ピスタなどが含まれる。
しかし、フィンランド人のライコネンが初めて公道を走り始めた時、運転していたのはロシアのラーダだった。とても信頼性が高くて完璧クルマだったと、後にライコネンはこのクルマについて語っている。
デビッド・クルサード
ルノー5
元F1ドライバーで現在も解説者やアンバサダーを務めているデビッド・クルサードは、F1の技術を投入した1000psを超える新型ハイパーカー、メルセデスAMGワンを注文済みだ。他にもメルセデスSLS AMGや1971年型メルセデス280SLを所有している。
17歳で運転免許を取得したクルサードが、初めて手に入れたクルマはルノー5だった。だが、彼はその頃、すでにレーシング・ドライバーとして実績を積んでいた。
アイルトン・セナ
ウィリス・ジープ
3度のF1世界チャンピオンに輝いたアイルトン・セナは、ブラジルで生まれ育った。家族が経営する農場で初めてクルマを運転した時は、まだ7歳だったという。
初めて手に入れた自分のクルマというわけではないが、セナが運転を学んだのは父親のウィリス・ジープだった。クラッチペダルを踏まずにギアチェンジする芸術的なテクニックは、こうして習得した。
ジェレミー・クラークソン
フォード・コルティナMk2 1600E
フォード・コルティナに対するジェレミー・クラークソンの愛情は、通っていた学校の門の前に駐まっているこのクルマを見た時に始まった。
運転していたのはクラークソンの父親だ。Eの文字が付くコルティナを父親が買ったことは大きな自慢だったと、クラークソンは思い出を語っている。標準モデルよりわずかに洒落ていて、もっとパワフルな仕様だったからだ。
1977年に運転免許を取得したクラークソンは、父親の自動車歴を辿ることになる。1969年型の2代目コルティナを手に入れたのだ。
もちろん、1600Eだ。さらにクラークソンはこのクルマに、フロントのスポットライトと毛皮のドア内張、そしてレース用シートを取りつけた。「これに乗って街に出かけた」と、クラークソンは回想する。
ジェームズ・メイ
ボクソール・キャバリエMk1
「グランドツアラー」司会者の1人、ジェームズ・メイが最初に手に入れたクルマは1978年型ボクソール・キャバリエのベース・グレードであるLモデルだった。
トップギア誌のコラムで、かつてメイはこのクルマがどんなに酷かったかを説明している。時計はなく、代わりにベージュのプラスティックでフタがされていて、ラジオは作動せず、ワイパーは雨が降ると止まるそうだ。