【伝説的レーサーから銀幕のスターまで】世界のクルマ好き有名人が最初に手に入れたクルマ 46選 後編
公開 : 2020.05.31 11:50 更新 : 2020.06.01 09:10
リチャード・ハモンド
リチャード・ハモンドは元「トップギア」の司会者で、現在は「グランドツアー」に出演している3人衆の1人。そのキャリアはローカルラジオ局のDJとしてスタートした。
しかし、クルマへの情熱は彼を自動車の世界で有名人にした。BBCの自動車番組でブレークする前には、ルノーの広報を務めていたこともある。
これまでダッジ・チャレンジャーSRT-8やモーガン・エアロマックスなどを所有してきたハモンドだが、特にポルシェが好きで、クラシックな911SCから最近の911GT3RSまで乗り続けている。
ハモンドが初めて手に入れたクルマは1976年型トヨタ・カローラ・リフトバック。このクルマにハモンドは、「トップギア・チャレンジ」で見られるようなドレスアップを施していた。黒い絶縁テープでストライプを入れ、リアウインドウには鷲、ルーフには日本の国旗が描かれていたという。
ホーカン・サムエルソン
VWビートル
ボルボ・カーズのCEOを務めるサムエルソンは、XC90やV90、XC40などの新型車を次々に投入して、プレミアムカー・マーケットの変革を主導してきた人物だ。
サムエルソンが初めて手に入れたクルマは、ヒーターが壊れた1958年型VWビートルだったという。スウェーデンの冬には、あまり快適なクルマではなかったに違いない。
トーマス・インゲンラス
VWポロMk1
近年のボルボのデザインを改革したトーマス・インゲンラスは、現在ボルボから独立したポールスターのCEOを務めている。それ以前にはフォルクスワーゲン・グループに在籍し、シュコダのイエティやルームスターを手掛けた。
ドイツ人のインゲンラスは、ガソリンスタンドの近所で育ったことでクルマに対する興味を抱くようになった。初めて手に入れたクルマは初代VWポロだったというが、これについてインゲンラスは「当時すでに腐ったクルマだった」と述べている。
トルステン・ミュラー-エトベシュ
ミニ850
ロールス・ロイスのトルステン・ミュラー-エトベシュCEOが初めて手に入れたクルマは、彼が現在率いるブランドの高級車とはかけ離れている。
それは赤いミニ850で、修理に長い時間を費やして過ごしたとエトベシュは回想している。BMWの工場の近くで育った彼は、このクルマでミュンヘンの街を走り回っていたそうだ。
後にエトベシュは “BMWのミニ” プロジェクトに関わり、10代の頃に経験したミニの楽しさと自由な感覚を、新型にもたらすことになる。