【詳細データテスト】ランボルギーニ・ウラカン 発進加速以外はRWDに軍配 日常遣いも苦痛なし

公開 : 2020.05.31 10:20

使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆

インフォテインメント

登場時のウラカンは、アウディの旧式なスイッチ類を流用していたので、このクルマにふさわしい雰囲気やテクノロジーの先進性が損なわれていた。

エヴォになったタイミングで、洗練性の足りない操作系は8.4インチのタッチ式ディスプレイに置き換えられた。脂っこい指紋をいつもきれいに拭き取っておけば、たしかにそれらしく見える。しかし、エルゴノミクス面は興醒めだ。

マイナーチェンジで見栄えのいい縦型タッチ式ディスプレイが設置されたものの、その操作性はあまりほめられたものではなかった。
マイナーチェンジで見栄えのいい縦型タッチ式ディスプレイが設置されたものの、その操作性はあまりほめられたものではなかった。

たとえば、音量調整にはいくつかの入力が必要で、操作部はすべてディスプレイ下端に集中配置されている。さらに、タッチ操作への感知能力は安定していない。

ランボルギーニはデジタルメーターもアップデートしたのかもしれないが、センターの回転計が非常に鮮明で、ステアリングホイール越しでも視認しやすいのはこれまでどおりだ。

しかし、デジタルラジオやスマートフォンのミラーリング機能がオプションというのは物足りなく感じる。また、USBポートは2口あるものの、設置箇所はトランスミッショントンネルの向こう、ファイアウォールのすぐそばと、手元からは遠い。

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