【伝説的レーサーから銀幕のスターまで】世界のクルマ好き有名人が最初に手に入れたクルマ 46選 前編
公開 : 2020.05.31 05:50
パトリック・デンプシー
ポルシェ356スピードスター
パトリック・デンプシーはTVドラマ「グレイズ・アナトミー」などに出演している俳優だ。しかし、同じくらいレーシング・ドライバーとしても知られている。俳優業から離れ、レースに集中しようと考えたこともあったという。
何度もル・マン24時間レースに出場し、デイトナやバハにも参戦したことがあるデンプシーは、レーシング・チームのオーナーでもある。
頑固なポルシェ・ファンとしても知られるデンプシーだが、初めて買ったクルマがなんとポルシェ356スピードスターだったという。早々に夢を叶えたというわけだ。
アラン・ムラーリー
1963年型シボレー
フォード・モーター・カンパニーを救った人物として知られるアラン・ムラーリーは、2006年から2014年まで同社のCEOを務めた。
どちらかというとクルマよりも飛行機に情熱を抱くムラーリーは、ボーイング社でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせる。彼がプロジェクトに関わったボーイング777は、史上最も多く販売されたワイドボディ航空機で、これまで2000機以上が生産されている。
ムラーリーが初めて手に入れたクルマは1963年型シボレーだというが、どのモデルであるかは明らかにされていない。フォードに入社する前はレクサスに乗っていた。
マリー・バーラ
シボレー・シェベット
ゼネラル・モーターズCEOのマリー・バーラは、女性で初めて世界的な自動車会社の経営者に就いた人物だ。彼女は10歳の時、従兄弟が乗っていたシボレー・カマロを見てクルマ好きになったという。
運転免許が所得できる年齢になったバーラは、ポンティアック・ファイヤーバードを買って自分のマッスルカーへの想いを成就させたかったが、まだ大学に通っていた彼女は、もっと安価なシボレー・シェベットで我慢することにした。それから数年後、バーラは愛車をポンティアック・フィエロにアップグレードさせる。
最終的にシボレーやポンティアックを擁するゼネラル・モーターズのCEOという地位に登り着いたことを考えれば、すべて先見の明があるクルマ選びだったと言えるだろう。
イーロン・マスク
BMW320i(E21)
ハイテク企業家でテスラ創設者のイーロン・マスクが、初めて手に入れたクルマは、1978年型BMW320iだった。マスクは1994年、23歳の時にこのクルマを購入したという。
フォーブズ誌によるインタビューで、マスクはこのBMWを自分で修理しながら2年間ほど所有していたと語っている。彼はその後、ジャガーEタイプを手に入れることになる。