【伝説的レーサーから銀幕のスターまで】世界のクルマ好き有名人が最初に手に入れたクルマ 46選 前編
公開 : 2020.05.31 05:50
デビッド・リチャーズ
オースティン・ヒーレー・スプライトMk1
自動車の世界で、デビッド・リチャーズは見事な実績を築いてきた。アストン マーティンの会長を務め、2つのF1チームで代表を歴任。また、スバルWRCチームの黒幕で、コリン・マクレーを見出しチャンピオンに押し上げた。自身もアリ・バタネンのコ・ドライバーとして、1981年の世界ラリー選手権でタイトルを獲得したこともある。
クルマを愛する情熱から、リチャーズは10代の頃、地元ウェールズでラリーの世界へ飛び込んだ。最初のクルマは、黄色いオースティン・ヒーレー・スプライトMk1だったという。
ゴードン・マーレイ
ヒルマン・ミンクス
南アフリカ生まれのゴードン・マーレイについて、もはや自動車ファンに説明する必要はないだろう。20世紀最高のロードカーと言われる伝説的なマクラーレンF1の生みの親であり、1970年代から80年代にはブラバムとマクラーレンで数々のF1マシンをデザインしてきた。
現在は2022年に自身の名前で発表予定の新型スーパーカーを計画中だ。このT.50と呼ばれるクルマは、軽量な車体にV12エンジンを搭載し、わずか100台の限定生産になるという。
マーレイが初めてクルマを買ったとき、本当はオースティン・ヒーレーが欲しかった。しかし、もっと安価な1964年型ヒルマン・ミンクスで我慢したという。しかし、マーレイはこのクルマを手に入れてから6週間後にクラッシュさせてしまう。
最近は(新型の)アルピーヌA110に乗っている姿が目撃されているマーレイ。やはりハンドリングの優れた軽量スポーツカーがお好みのようだ。
ブライアン・ジョンソン
フォード・ポピュラー
ロックバンドAC/DCのフロントマンであるブライアン・ジョンソンは、根っからのクルマ好きだ。1965年型ローラT70マーク1や、ベントレー4/12リッターなどのヒストリックカーを所有するジョンソンだが、現代のクルマではフェラーリ458が気に入っていると語る。
他にアバルト500も所有しており、ツアーバスの後ろにけん引して各地に持って行くらしい。
ジョンソンは自身のTV番組「カーズ・ザット・ロック・ウィズ・ブライアン・ジョンソン」にも出演している。
イギリスのゲーツヘッドで育ったジョンソンの最初のクルマは、父親が買ってくれた1959年型フォード・ポピュラー。ジョンソンは後に「ぞっとするほど酷いクルマだった」と回想している。