【BMW 5シリーズがマイナーチェンジ】新フロントグリル採用 PHEV版545e追加
公開 : 2020.05.27 15:10 更新 : 2021.07.27 14:54
フロントグリルの形状もアップデート
従来どおり、エンジンに関係なく5シリーズのトランスミッションはすべて8速AT。MTの設定はない。
フェイスリフトを受けた5シリーズの見た目の変化は、主にフロントグリル。従来より位置が低くなり、ワイドになった。グリル自体も、クロームメッキのフレームが中央部分でつながる新形状。
フロントバンパーやヘッドライトのデザインも新しくなっている。ヘッドライトにはL型のデイタイム・ライトを内蔵し、ヘッドライト自体もLEDが標準。超高輝度レーザーライト・ハイビームも数多くのオプションの1つとして選べる。
テールライトも、最新の3シリーズを受けるように立体的な形状へと変更。リアバンパーのデザインにも手が加えられ、大径のマフラーカッターが5シリーズ共通で与えられた。
ボディカラーには、フィトニックブルー・メタリックや、ベルニナグレー・アンバー・メタリックなどの新色が加わった。BMWインディビデュアル専用色として、アベンチュリンレッド・メタリックや、タンザナイトブルー・メタリックなども新しく設定されている。
Mスポーツ・スタイリングパッケージの一環として、ブレーキキャリパーも更新。色はブルーだけでなく、レッドも選べるようになった。またMスポーツのツーリングでは、ルーフレールがブラックとなる。
1000台限定で、新しい5シリーズにはMスポーツ・エディションが用意される。20インチのアルミホイールにMスポーツらしいボディキットをまとう。カラーはドニントン・グレーかタンザナイト・ブルーのみとなる。
BMW iドライブは最新のバージョン7へ
新しいバンパーの採用で、全長はサルーンで27mm、ツーリングで21mm伸びている。結果、全長はどちらも4963mmとなった。
5シリーズはアンダーボディ・カバーや、グリル内のアクティブ・エアフラップ・コントロールなど、空力面でも改良を受けている。サルーンの空気抵抗は、クラスをリードするCd値0.23。ツーリングもCd値0.26となっている。
インテリアには、最新のバージョン7となるBMW iドライブ・インフォテインメント・システムを採用。10.3インチのモニターが標準で、オプションで12.3インチも選べる。
ダッシュボードにも細かな改良が加えられ、エアコン用モニターも追加。インテリア素材も見直され、センターコンソールはグロスブラックのトリムが華を添える。
従来まではM5専用設定だったMマルチファンクション・シートも、Mスポーツ・パッケージの1つとして選べるようになった。一体型ヘッドレストと高いサイドサポートが特徴だ。
アップデートを受けたBMW 5シリーズは、英国ではすでに注文が始まっている。英国価格はサルーンの520iが、3万7480ポンド(494万円)から。ステーションワゴンのツーリングは、2250ポンド(29万円)増しとなる。
英国には初導入となるM550i xドライブの価格は6万7595ポンド(892万円)。M5コンペティションより3万ポンド(396万円)ほど安い。