【一部詳細が明らかに】マセラティMC20、V6ハイブリッドか クアトロポルテ/レヴァンテ後継も予想
公開 : 2020.05.29 18:40
MC12から自然な進化を遂げたモデル
アストン マーティン、フェラーリ、マクラーレンは、独自のハイブリッドV6エンジンに取り組んでいるが、ホンダNSXはすでにそれを持っている。
そのようなセットアップはまた、電力と重量を減らした、後輪駆動の、より安価なMC20バリエーションの可能性を残す。
ただし、マニュアルギアボックスが提供される可能性は低いだろう。
代わりに、クイックシフトのデュアルクラッチオートマチックの採用が予想されている。
アルファ・ロメオが、2017年の8Cプロジェクトで約束していたアクティブ・エアロダイナミクスの採用の可能性がある。
開発が進んでいれば、マセラティがそれを採用する可能性は十分にある。
イタリア語でレースを表す、マセラティコルセ(MC)と名付けられたことからわかるように、新しいMC20は、6年間FIA GTシリーズに出場し、22勝をあげ、チームチャンピオンシップ6冠を獲得したMC12から、「自然な進化」を遂げたモデルとなる。
より日常的なモデルも
エキサイティングな新しいMC20は、ハローモデルとなるが、マセラティのより日常的なモデルにも、スポットライトが当てられる。
今年は、ギブリとクアトロポルテのサルーンとレヴァンテSUVの、アップデートバージョンが発表される。
これらの3モデルは、7月にトリノで生産が開始される予定となっているが、パンデミックの影響により延期される可能性が高い。
発表は9月の予定だが、同社はすでに主要な新機能を明らかにしている。
最初に発売される予定となっている、新しいギブリは、同社初のプラグインハイブリッドを提供する。
BMW 5シリーズのライバルの、新しいパワートレインのベースは明らかになっていないが、ガソリンエンジンが含まれることは確実と見られている。
ひかえ目の4気筒モデルで企業向けの販売に焦点を当てるか、ターボチャージャー付きの6ポットで性能を追求するかについては、まだわかっていない。
いずれにせよ、2021年までにフリート平均CO2排出量の削減目標達成に、貢献することが予想される。
新しいレヴァンテSUV
プラグインハイブリッド・ギブリのアップデートは、3つのモデルすべてに共通の、内外装ともに微妙なスタイル変更となる。
半自律運転支援機能を採用することにより、ようやくドイツのライバルに追いつく可能性がでてきた。
更新されるこの3モデルは、つなぎの要素が多く、2022年と2023年に更なるアップグレードが予定されている。
マセラティのサルーンの販売は減少しているため、ギブリが置き換えられることはないが、代わりに、新しいクアトロポルテはサイズが縮小され、フルサイズの豪華なモデルよりも、メルセデスベンツCLSに近いものとなる。
ただしその前に、別の販売重視のモデルが発表される。
2021年のBMW X4と競合する新しいレバンテSUVだ。
詳細はまだわかっていないが、電動パワートレインを備え、この春に完成予定とされていた新しい生産ラインで製造される。