【タイプS発表】アキュラTLX新型 北米ホンダが公開 内装/デザインは? 「S」は2021年春発売
公開 : 2020.05.29 03:10 更新 : 2020.05.29 03:50
ホンダ北米法人が、「タイプS」を復活させました。アキュラ・ブランドから、スポーツセダンの「新型TLX」を発表。その高性能モデルとして登場しました。内装、デザイン、発売時期の情報が届いています。
新型TLXに「Type S」
ホンダ北米法人は、新型スポーツセダン「アキュラTLX」を発表した。高性能バージョンとして「タイプS」の名が復活している。
アキュラは同社がアメリカで展開する高級車ブランドで、TLXは今回発表されたものが2代目。
「アキュラTLXタイプS」は、新開発のアキュラ専用3.0L V6ターボを搭載。さらにトルクベクタリング機能のSH-AWDを採用する。アキュラのセダンとして最もパフォーマンス志向のハンドリングを与えられたモデルだ。
トランスミッションは10速オートマティック。サスペンションは、前がダブルウィッシュボーン式、後ろがマルチリンク式となる。
足元は、20インチの専用ホイールが2種類用意され、タイプSコンセプトに着想を得た10スポーク仕様と、NSXのアイデアを受け継いだY字スポーク仕様から選べる。
新型TLXタイプS 内装/サイズ
TLXタイプSの外観は2019年のタイプSコンセプトのデザイン言語を引き継いでいる。フロントは、ダイアモンド・ペンダゴン・グリルとジュエル・アイLEDヘッドライトの組み合わせ。
全長×全幅×全高:4943×1910×1433mm
ホイールベース:2870mm
タイプSの内装は、フラット・ボトム型のパーフォレーテッド・レザー巻きステアリングを採用。パドルシフトも大型になっている。
また、サイドシル、ステアリング、ヘッドレストに「Type S」のエンブレムが刻まれている。
TLXタイプSの最高出力と最大トルクは、現時点では明かにされていない。
しかし、従来型の3.5L自然吸気V6に比べて、低回転域のトルクは50%も増大しているという。
詳しい情報は、2021年春に予定されているタイプSの北米発売時に向けて、発表していくということだ。
新型TLX 標準モデルも登場
新型TLXには、タイプSのほかにも、2.0Lターボと10速オートマティックを組み合わせた標準モデルもラインナップされる。
2.0L車の最高出力は272hp、最大トルクは38.7kg-mと発表された。
標準モデル、タイプSともに、アキュラのセダン専用のプラットフォームを採用。NSXを除けば、アキュラとして最高の剛性を得たと謳われている。
内装は、「デュアル・パーソナル・コクピット」をテーマに、前席のラグジュアリー性に力を入れた。ワイドになったボディのおかげで、腰・肩まわりの空間を確保。ファーストクラスと呼べる快適性を実現したという。
新型TLXは、標準モデルが2020年秋に北米で発売される予定だ。価格は3万ドル台の中盤になるというから、邦貨換算で400万円弱の価格帯になると考えられる。