【過去にもあった】ダイハツ・タフト 振り返るとネイキッドやミラRV4が ちょっと変わった2台

公開 : 2020.05.31 07:20

ミラの先祖にもクロスオーバーSUV

ネイキッドのベースとなったミラは、ダイハツの軽自動車の屋台骨を支えるベーシックカーだった。

現在は、ミライースとミラトコットと、サブネーム付きの車種しか残っていないのはいささか寂しさを感じてしまう。

ダイハツ・ミラRV-4(1998年)
ダイハツ・ミラRV-4(1998年)    ダイハツ

そんなミラは、商用モデルからラリーベース車まで、幅広いラインナップも魅力の1つだったが、なんとクロスオーバーSUVモデルまで設定されていたのである。

それが、3代目ミラのマイナーチェンジ時に追加されたRV-4だ。

その名の通り、4WDの駆動方式はもちろんのこと、RVテイストいっぱいのフロントバンパーガードやアンダーガード、背面タイヤにルーフレールまで備わり、車高もしっかり上げられたモデルで、プラスされたアイテムでの重量増を考慮してか、ターボエンジンのみというラインナップ。

さらにキャンバストップ車の設定もあるという、「ミラの全部乗せ」と言えるほどの装備だった。

その結果、価格は134.5万~143.5万円と、同車のSUVであるロッキー(初代)と大差ない価格となってしまっていた。

そのため、商業的には成功したとは言い難い存在となってしまったミラRV-4ではあるが、その反省を生かして登場する新型タフトは、タイミング的にも価格的にも非常に戦略的に練られたものとなっているように感じる。

あとは実車の完成度がどうなのかにかかっているが、発売が楽しみな1台であることは間違いない。

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