【詳細データテスト】ポルシェ・カイエン 二兎を追う者は一兎をも得ず 元凶は重さ
公開 : 2020.06.06 08:50 更新 : 2022.06.22 14:32
使い勝手 ★★★★★★★★★☆
インフォテインメント
カイエンが装備するポルシェのPCMシステムはおおむね優秀。レスポンスがよく鮮明な12.0インチのタッチ式ディスプレイと、円形メーターを組み合わせたデジタルのメーターパネルで構成される。
幅広いメニューは、最初のうちは扱いにくいかもしれない。とはいえ、すぐ直感的に使えるようになる。また、ホームページは情報をどのように表示するかのカスタマイズが可能だ。
不満なのは、指紋がベタベタついてしまうこと。せっかくのスマートな見栄えも、使いはじめるとすぐ台無しになってしまう。また、インフォテインメントシステムの手落ちだといえる要素が、Android Autoを使えないことだ。
トップグレードであるターボS E-ハイブリッドには、出力710WのBOSE製サラウンドサウンドシステムが標準装備される。われわれとしては、オプションでも付けたいと思うくらい出来のいいオーディオだった。
モバイル機器の充電機能もエクセレント。USBポートは、フロントのセンターコンソールと後席に2口ずつ用意される。12V電源ソケットは3口あり、キャビンのどこからでもアクセスできるようになっている。