【日本価格/スペック/内装】ケータハム・スーパーセブン1600発売

公開 : 2020.06.05 00:03

スーパーセブン1600 内装

インテリアもエクステリア同様、レトロなテイストにあふれている。

なんといっても注目されるのは、エレガントなモトリタ製のウッドリム・ステアリングホイールだろう。ただし、これはオプションとなる。

ケータハム・スーパーセブン1600の内装。
ケータハム・スーパーセブン1600の内装。

クロームで縁取りされたスミス製のメーターが並ぶダッシュボードや、シートはもちろんのことフロアトンネルまでレザーで覆うことができ、いかにも英国のクラシックスポーツといった雰囲気を醸し出している。

ただし、ダッシュボードはブラックアルミニウムが標準。フロアトンネルもサイドはレザーだが、トップはブラックビニールとなる。

インテリアのカラーもブラックが標準だが、マルベリーレッドやアドミラルティブルーなど、オプションで6色が用意されている。

ボディカラーとコーディネートするか、ヴィヴィッドな組み合わせを選んでみるか、このあたりはオーナーの好みで分かれるポイントかもしれない。

シフトレバーやパーキングブレーキレバーのカバー、サイドパネルもオプションでインテリアと同様のレザーをチョイスすることができる。

スーパーセブン1600 シャシー

スーパーセブン1600のシャシーは、標準のシリーズ3(ナローボディ)が採用されている。

大柄なオーナーのためには、よりワイドで快適なシャシーのシリーズ5(ワイドボディ)をオプションで選ぶことができる。このシャシーでは、室内空間はもちろんトランクスペースも広がり、燃料タンク容量も増量され、ワイドトラック・サスペンションとサイドスクリーン・アームレストも備わる。

ケータハム・スーパーセブン1600。
ケータハム・スーパーセブン1600。

ちなみに、シリーズ5のシャシーを採用したスーパーセブンは、この1600が最初になるという。

サスペンション形式は、フロントがコンベンショナルなダブルウイッシュボーン式、リアがA-フレームと呼ばれるド・ディオン式。このリアサスは、ケータハムがスーパーセブンを改良していく上で採用したものだ。

ブレーキは、前後ともソリッドディスク。前述のとおり、185/60R14という最近では比較的控えめなサイズのタイヤを前後とも同サイズで履いている。

クラシカルなデザインの8本スポーク・アロイホイールのサイズは、6J×14だ。

スーパーセブン1600 パワートレイン

フォード製のシグマと呼ばれるエンジンは、ボア×ストロークが79.0×81.4mmのオーバーストロークで、排気量は1596ccの直列4気筒DOHC16バルブ。

燃料は無鉛プレミアムを使用して、最高出力は135ps/6800rpm、最大トルクは16.8kg-m/4100rpmを発生する。このスペックは、ベース車の270のものと変わらない。

ケータハム・スーパーセブン1600のエンジン。
ケータハム・スーパーセブン1600のエンジン。

最近のハイパワー・スポーツモデルからすると数値的にはたいしたことのないスペックだが、車両重量は565kg(本国発表値:乾燥重量)しかないから、パワー・トゥ・ウエイトは240ps/tとなる。

この軽さを利して、最高速度は195km/h、0-100km/h加速は5.0秒と謳われている。

1.6Lのシグマ・エンジンと5速マニュアルの組み合わせは、どの回転域からアクセルを踏んでも十分なトルクと軽快なレスポンスでドライバーの気持ちに応えてくれる。

ケータハムならではのドライビング・プレジャーを堪能できるはずだ。燃料タンク容量は、36Lとなっている。

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