【クルマ盗難】駐車場から愛車が消えた!? 自動車盗難に気づいたら、まずやるべきこと
公開 : 2020.06.05 07:54 更新 : 2023.03.31 09:35
日本で盗難されたクルマが海外の日本車専門店で販売されている例が続々と発覚しています。もし、自分のクルマが忽然と姿を消したとき、まずすべきことをお伝えします。愛する自分のクルマを見つけ出すために。
盗まれた人の多くは、朝、ない事に気づく
日本で盗難されたクルマがJ-Spec Auto Sports Inc.など海外の日本車専門店で販売されている例が続々と発覚している。
クルマを盗まれた人の多くが登録する自動車盗難情報局によると、これまで同サイトに盗難車として登録された1500台のうち、現在までに13台がJ-Spec Auto Sports Inc.のサイトで販売されていることが確実となっている。
筆者のところにもAUTOCAR JAPANで記事(【クルマ盗難で大炎上】日本で盗まれた車体やパーツ、バラバラの状態に アメリカの日本車専門店で続々発見 防止策は)を書いたあと同じ体験をした方々10名以上から直接ご連絡をいただいた。皆さんが盗難された時の状況をこのように書いてくださっている。
「早朝、会社に行こうと駐車場に向かったのですが、自分のクルマが見当たりませんでした」
「一瞬思考停止になり、昨日どこに停めたっけ?など考えたりもしました。ですが、すぐに盗まれたと気づきました」
「その日は夜勤で会社の駐車場にクルマを停めていました。勤務が終わって駐車場に向かうと、あれ? クルマがない」
「間違って別の場所に停めたのか? クルマで会社まで来た? など瞬時に色んなことを考えました」
「朝、妻が起こしに来ました。『駐車場にクルマがない! ない! 昨日はあったよね?』という声でびっくりして起きました。昨夜のことを思い出そうとしました」
「会社に置いてきたのか? 飲み会はなかったよな。いや、合いかぎを持っている弟が乗って行った可能性もある? いや、弟が夜中に無断でそんなことするはずない。もしかして盗まれた?」
盗難されたかどうか、わからなくても
盗難されたことはだれしもすぐに認めたくないだろう。しかしその後の行動によって発見される確率を左右することもある。
盗難に気が付いたら一刻も早く警察と自動車盗難情報局に登録することをお勧めする。
自動車盗難情報局とは、2016年にスタートした自動車盗難に関する専門のサイトで運営者の撹上(かくあげ)氏は自動車セキュリティシステムのプロで、メディアにもこれまで何度も登場している。
登録すれば瞬時にサイトに情報が公開される。その後、SNSでも拡散されるので、信頼できる目撃情報が多数寄せられて発見に至った例も少なくない。
警察より先にこちらに登録すべきだという体験者もいるほどだ。
ちなみに、盗難を経験した皆さんは口をそろえて「警察は頼りにならない」という。
R34を盗まれたブルマグさんは、盗難届だけではなく「告訴状」も出して受理させている。
なぜそこまでしたのか?
「全国の警察がそうだとは限りませんが、捜査捜索に掛かる時間的余裕と人的余裕の無さでまともに捜査が出来ないんだろうと実感しました」
「人気のない深夜の犯行が多く、遺留品等も少ないので犯人逮捕への手掛かりの少なさもあると思います」
「盗難届を出しただけでは捜査義務が無いことも警察の腰が重い原因の1つだと考えましたので、捜査義務のある告訴状を被告訴人不明として受理させた経緯があります」