【悩ましい8代目の変化】フォルクスワーゲン・ゴルフ1.5 TSIへ英国試乗 後編
公開 : 2020.06.08 10:20
翼を奪われた8代目ゴルフ
最新版のゴルフで気になる部分があったとしても、優れたクルマということに変わりはない。われわれの点数は先代より若干下がるかもしれないが、限定的だろう。
若々しくモダンな感覚を強めた一方で、ゴルフは混戦気味のハッチバック市場にひしめくライバルたちと、直接並ぶことになったように思う。そこが悩ましく思える部分。
今までのフォルクスワーゲン・ゴルフは、他のハッチバックとは違う存在として見られてきた。8代目ではその個性が薄れてしまったようだ。今を意識しすぎたことで、タイムレスで特別な雰囲気が弱まったのかもしれない。
これまではゴルフとしての翼を持ち、他のライバルとは違う位置を進んでいた。8代目ではその翼を奪われ、強力なライバルたちと同じ目線で見られてしまうような気がする。少し大げさかもしれないが。
フォルクスワーゲン・ゴルフ1.5 TSI 130ライフ(英国仕様)のスペック
価格:2万3875ポンド(315万円)
全長:4284mm
全幅:1789mm
全高:1456mm
最高速度:214km/h
0-100km/h加速:9.2秒
燃費:18.6km/L
CO2排出量:122g/km
乾燥重量:1315kg
パワートレイン:直列4気筒1498ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:130ps/5000-6000rpm
最大トルク:20.4kg-m/1400-4000rpm
ギアボックス:6速マニュアル