【8シート電動MPV】新しいプジョーeトラベラー 50kWh 230km 今年後半発売
公開 : 2020.06.07 19:50
プジョーが、トラベラーの新しい電動バージョンを発表しました。50kWhバッテリーを搭載し、航続距離230km、最高速度129km/hを達成する、この8人乗りのMPVは、今年後半の発売が予想されています。
新しいプジョー e-トラベラー
プジョーは、バンベースのMPV、トラベラーの新しい完全電動バージョン、eトラベラーを発表した。
数少ない8人乗りEVモデルの1つとして、メルセデスEQVに対抗する。
eトラベラーは、プジョーe208と同じフロントマウントの電気モーターを備えた、eエキスパート・パネルバンに続くモデルとなる。
プジョーe208は、136psと26.5kg-mを出力し、0-97km/h加速13.4秒と、最高速度129km/hを達成する。
50kWhバッテリーは、WLTPサイクルで航続距離230kmを達成する。
7.4kWの単相交流充電器とオプションの11kWの三相充電器の、2種類の車載充電器が提供される。
最大100kWの急速充電器にも対応しており、30分で80%の充電が可能となっている。
標準モデルと同様、eトラベラーは5.3mロングバージョンのロングホイールベースと、ショートホイールベースの4.95mスタンダードモデルから選ぶことができる。
1500Lのトランクスペースを維持したまま最大8人の乗車が可能で、後部2列のシートを取り外すと、トランクスペースは4900Lにまで広がる。
フロア下のバッテリーは、内部スペースに影響を与えず、eエキスパートと同様1000kgの牽引能力を持つ。
ハイエンドモデルよりも高価か
スタイリングの変更には、充電ポート以外に、特別なグリルとeトラベラーのバッジが含まれる。
インテリアでは、インストゥルメントパネル、タッチスクリーン、ヘッドアップディスプレイには、すべてEV固有のグラフィックとデータが表示される。
3つのドライビングモードで、さまざまなパワーレベルが選択可能で、「エコ」モードではそのパワーは81psに制限され、「パワー」モードでは136psをフルに利用できる。
調整可能な回生ブレーキも特徴となっている。
そのほかのEVモデルに限定される機能には、一部のバージョンで利用可能な、冷暖房のプレコンディショニング機能が含まれる。
バッテリーの保証期間は8年間/16万kmとなっており、最小でも70%のバッテリー容量が保証される。
今年後半に明らかにされる販売価格は、トラベラーのハイエンドモデルよりも、高くなると予想されている。