【2020年版】AUTOCAR英編集部が選ぶ「いま新車で買えるクルマ」ベスト50 前編
公開 : 2020.06.30 19:01
現在新車として販売されているモデルの中から、今年もAUTOCARの編集スタッフがお気に入りの50台を選びました。今回の選考基準は「純粋に運転して素晴らしいと思えるか」。実用性や快適性などは考慮していません。
もくじ
ー運転が楽しいクルマだけを50台
ー50位 フォード・レンジャー・ラプター
ー49位 ランドローバー・ディフェンダー
ー48位 アウディRS6アヴァント
ー47位 ミニ・クーパーS
ー46位 フォルクスワーゲン・アップGTI
ー45位 ヒュンダイi30N
ー44位 BMW320d
ー43位 日産GT-R
ー42位 トヨタGRスープラ
ー41位 モーガン・プラス・シックス
ー40位 アルファ・ロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ
ー 39位 トヨタ・ヤリスGRMN
ー38位 モーガン3ホイーラー
ー37位 メルセデスAMG A45S
ー36位 レクサスLC500
ー35位 BMW M5コンペティション
ー34位 アルピナB5
ー33位 ベントレー・コンチネンタルV8
ー32位 アストン マーティンDB11AMR
ー31位 フォルクスワーゲン・ゴルフGTI/R
運転が楽しいクルマだけを50台
今年もAUTOCARの編集スタッフが、現在新車で販売されているクルマの中からお気に入りの50台を選んだ。例年であればすべてのモデルを総合的にテストして優れているクルマを選ぶところだが、今年は社会全体が大変な状況に置かれていることもあり、純粋に運転して素晴らしいと思えるかどうかのみを選考の基準にしようと考えた。
ルックスや快適性、洗練度、実用性、革新性などは考慮せず、単純に走りだけで選んだというわけだ。だからといって、スーパーカーやスポーツカーばかりになるわけではない。本質的に運転して興味深いと思えるクルマだ。
また、必ずしも技術面の完成度が高いクルマを選んだわけでもない。それはフォード・レンジャー・ラプターが含まれていることからも明らかだ。ただ、いずれも運転が楽しいクルマであることは確かだ。
ライフスタイルSUVのようなクルマが1台も含まれていないことも、それが理由である。車高が高くて車重が重く、かといってこれらのクルマで日常的にオフロードで運転を楽しむ人などいるわけがない(異論もあるかもしれないが)。一方、オンロードでは同クラスの優れたセダンやワゴンに走りで敵わない。そんなクルマが選ばれなかったことは当然と言える。
それ以外の選考ルールはいつもどおり。つまり他にルールなんてないも同然。ここに車名が挙がっているクルマは、運転することに人生を費やしてきたAUTOCAR編集スタッフがそれを望んだということである。
50位 フォード・レンジャー・ラプター
今回選ばれた50台の中で、フォード・レンジャー・ラプターが場違いに見えることは承知だ。
確かに遅くて重いクルマだが、因習にとらわれない楽しさがある。それはオフロードのみならずオンロードでも味わえる。議論の余地はあるまい。
49位 ランドローバー・ディフェンダー
ランドローバーが市場におけるポジショニングを周到に吟味し、巧妙に開発した新型ディフェンダーは、最も商品価値の高いクルマに仕上がった。
卓越した運転の楽しさと、圧倒的なオフロード走破性を備えている。
48位 アウディRS6アヴァント
これまでも兆候は見られていたが、運動性能が高められた新型RS6は、ついにアウディが高性能車は直線の速さ以外にも感動が必要だと気付いたことの表れではないだろうか。そんなふうに思われる。