【燃費5%改善】新しいフォード・フィエスタ 48Vマイルドハイブリッド 272万円から 受注開始 英国
公開 : 2020.06.11 10:50
フォード・フィエスタのマイルドハイブリッド・バージョンの受注が開始されました。1.0Lガソリンエンジンと、48Vバッテリーを搭載し、124psと155psの出力で提供され、最大5%の燃費向上が期待されています。
フィエスタ・マイルドハイブリッド
フォードは、フィエスタのマイルドハイブリッド・バージョンの受注を開始した。
124psおよび155psの出力で利用可能な新しいハイブリッドシステムは、48Vベルト駆動スターター・ジェネレーターを使用し、回生ブレーキを利用してリチウムイオンバッテリーを充電する。
フォードの1.0Lエコブースト・ガソリンエンジンに2.1kg-mのピークトルクを追加で提供できるほか、低速でのアシストによりCO2排出量を削減し、燃料効率を向上させることができる。
フォードは、124psを出力するエコブースト・ハイブリッドが、WLTPテストサイクルでCO2排出量109g/kmおよび燃費22km/Lを実現すると述べている。
この新しいスーパーミニは、非ハイブリッドエンジンと比較して、最大5%の燃費が改善される。
大型ターボチャージャーの搭載により、エンジンの圧縮比が抑えられ、ベルト駆動のスターターモーターがターボラグを軽減し、より多くの出力を得ることが可能となる。
また、フォードのストップスタートシステムは、速度24km/h未満のコースティング中に、機能可能となっている。
年末に納車開始
2020年型フィエスタのすべてのバージョンは、クロス・トラフィック・アラート・システムのアクティブ・ブレーキなどのテクノロジーのアップグレードを受けている。
また、オプションのBang&Olufsenプレイサウンドシステム用のサブウーファーを再配置し、ラゲッジスペースを拡大、フィエスタ・アクティブ用の新しいスポーツおよびトレイルドライブモードが追加されている。
フィエスタ・アクティブおよびSTライン・バリエーションは、アクティブパークアシスト用のパーペンディキュラー・パーク機能も備え、スペースの中央にクルマを駐車することが可能となる。
マイルドハイブリッド・チタントリムレベルの販売価格は、1万9860ポンド(272万円)から。
94psを出力する1.0Lガソリンも、エントリーレベルエンジンとして、引き続き提供される。
また124psの非ハイブリッドモデルには、7速デュアルクラッチ・オートマティックトランスミッションが選択可能となる。
このマイルドハイブリッド・フィエスタは、ヨーロッパ向けのすべての乗用車を電動化するというフォードの取り組みの一部となっており、年末に納車が開始される予定となっている。
完全なプラグインハイブリッドのフィエスタは、現在公表されている計画には含まれていないが、2021年末までに18モデルが発売される予定となっている。