【カシオの腕時計のように安楽】トヨタ・ランドクルーザー(4) 長期テスト
公開 : 2020.06.14 11:50 更新 : 2021.01.28 18:17
理想的なインフォテインメント・システム
出発時にはスマートフォンをクレドールに置いて、ナビとポッドキャストを設定する。これで充分満足だ。インフォテインメント・システムが、スマートフォンに近づく必要はないと思う。大画面でのスマートフォンとのミラーリング機能が、理想的な方法ではないだろうか。
高速道路を6速に入れてクルージングすれば、エンジンの回転数は2000rpm程度。ホイールベースが短いのにも関わらず、ランドクルーザー・プラドの走りは安定していて、高級車と変わらないくらい安楽に運転できる。
筆者の場合、自宅からオフィスまで112km離れており、家から息子が通う学校までも、112kmくらい離れている。ランドクルーザー・プラドの性格はとても助かる。
先日、2人の同僚とフランスへ向かった。リアシートの足元空間は広く、背もたれの角度も変えられるから、意外と長距離の不満も少ない。だが、長期テストで乗るランドクルーザー・プラドは3ドア。別のクルマにして欲しいと頼まれた。
選んだのは、編集長が乗るメルセデス・ベンツSクラス。とても快適だった。
Sクラスにできないことは何か考えた。トヨタ・ランドクルーザー・プラドを、もっと泥で汚してあげる必要がある。オフロードを走ったのは2度だけ。もっと機会を増やしたいところだ。
テストデータ
気に入っているトコロ
リアハッチのボタン:走り込んだ今頃になって、リアハッチにロックボタンが付いていることに気付いた。ポケットにキーを入れたまま操作でき、便利だ。
気に入らないトコロ
アドブルーのキャップ:アドブルー液の補充口のキャップが閉めにくい。しかもエンジンルームの下の方にあり、注ぎにくい。
テスト車について
モデル名:トヨタ・ランドクルーザー・プラド・ユーティリティ 3ドア(英国仕様)
新車価格:3万3955ポンド(458万円)
テスト車の価格:3万4655ポンド(467万円)
テストの記録
燃費:11.0km/L
故障:なし
出費:なし