北京モーターショー:アウディQ3 RS
公開 : 2012.04.24 18:17 更新 : 2017.06.01 00:55
アウディQ3RSは”可能性を切り開く”高性能なSUVとして、北京モーターショーで発表された。
このコンセプトモデルは、コンベンショナルなハッチバック、サルーン、そしてエステート以外のマシンにRSの装備を与えた最初のモデルでもある。
ライバルのメルセデスはAMGのSUVバージョンを長く生産し、BMWもX5MおよびX6Mで商業的な成功を収めている。SUVのハイ・パフォーマンス・バージョンは、今や必須とも言える。
Q3 RSコンセプトは、アウディRS3やTT-RSに使われているハイチューンの2.5リッターの5気筒エンジンを使用する。そのターボチャージドTFSIユニットのパワーは20bhp引き上げられ355bhpを叩きだす。トルクについては、標準の45.9kg-mよりいくら高められるかは確認できていない。とはいうものの、0-100km/h加速は5.2秒で、260km/hの最高速度を達成する。
標準となるギアボックスは7速のデュアル・クラッチのSトロニックで、駆動は常時4輪駆動、つまりクアトロ・システムが用いられることとなる。
Q3 RSは、シャシーおよびスタイリングについても、控えめなベース・モデルから変更を受けている。全高は25mm低くなり、スポーツ・サスペンションが組み込まれる。また、エクステリアも、マッシブなRSスタイリング・キットによってリファインされている。新しい3D効果の黒いハニカム・グリル、ティンティド・ヘッドランプ、大きなエア・インテークを持つフロント・バンバー、CFRP製のリア・スポイラーなどだ。また、サイド・スカートとホイール・アーチはワイドになったトレッドを収めるための重要なパーツだ。リア・バンパーはディフューザー込みのデザインとなり、2本の大きなテールパイプを収める。
コンセプトカーは、オルドス・ブルーにペイントされ、インテリアはブルーとブラックが組み合わせられたトリムが使用されている。ブラックのナッパ・レザーのシートにはブルーのアルカンタラのステッチが入り、CFRPとアルカンラタのトリムパネルにもブルーのアクセントが入れられる。
なお、中国向けの工夫としては、レブ・カウンターが漢字で刻まれている。