【2020年版】AUTOCAR英編集部が選ぶ「いま新車で買えるクルマ」ベスト50 中編
公開 : 2020.07.18 16:50
20位 メルセデスAMG GT63 S 4ドアクーペ
巨大で重い4ドアのエグゼクティブ・エクスプレスが、2人乗りスーパーカーのAMG GTよりハンドリングが優れているというのは大きな驚きだった。
それだけではない。ポルシェ・パナメーラも青ざめるほどの高性能も備えている。最も楽しいとは言えなくても、最も有能なAMG製モデルであることは間違いない。
19位 アストン マーティン・ヴァンテージ
はっきり言って、あまり売れているクルマではない。しかし、その原因の多くはルックスと価格にあり、走りが悪いせいではない。
適切な道路を駆け巡ったり、難しいサーキットを周回するなら、依然として素晴らしいクルマだ。しかも、今やマニュアル・ギアボックスさえ用意されており、さらに良いクルマになった。
18位 ホンダ・シビック・タイプR
前輪駆動車としては目覚ましい性能を持つ。曲がりくねった道をある地点から他の場所に移動するなら、これよりワイドで重いスーパーカーより速いことも事実だ。
シビック・タイプRは、他の自動車メーカーが忘れてしまった優れたホットハッチの作り方を、ホンダがずっと覚えているということ証明した。
そして同社が頂点を極めてもさらに多くのことを学ぼうとしているということの証でもある。
17位 メルセデスAMG C63 Sステーションワゴン
この速くて小さなステーションワゴンは、コンパクトなサイズに満足できる実用性と期待に応える強烈なスピードを併せ持つという、われわれが好むジャンルの1台。そしてここ数年で最良のメルセデスでもある。
路面が良い道では非常に攻め甲斐があり速く走れる。日常的に乗るクルマとしても最高だ。ただし燃料費を気にしないのであれば。
16位 フォード・フィエスタST
ごく手頃な価格のハッチバックなのに、今回16位に選ばれたということから、フィエスタSTがどれほど偉大なクルマであるかわかるというものだ。
世界最高峰のエンジニアが、シャシーとパワートレインをチューニングすれば、膨大なパワーも先進的なテクノロジーも必要ないということが証明された。
小さなボディに多くの楽しさが詰まったフィエスタSTは、伝統あるフォードのスポーツモデルで白眉の1台と言えるだろう。
15位 フォードGT
おそろしく高価で少々重すぎるものの、フォードGTは1960年代のル・マンでフォードがフェラーリを打ち負かした幸せな時代の血統を受け継ぐ公道走行可能なレーシングカーだ。