【7車種もあった】フォルクスワーゲンのSUV 大きいものから小さいものまで、まとめ 日本未導入車も
公開 : 2020.06.16 05:50
フォルクスワーゲン・ティグアン
トゥアレグに続いて、2007年に発表されたVWのSUV第2弾が「ティグアン」だ。
名前は、ドイツ語で虎を意味する「ティガー」とイグアナを意味する「レグアン」を掛け合わせた造語で、ダイナミックな虎と力強いイグアナをイメージしているという。
現行型は2015年に発表された2代目。日本市場では初代から導入されており、現行型も2017年から販売され、人気を博している。
現行型ティグアンのサイズは、グレードにもよるが全長4500mm×全幅1840-1860mm×全高1675mmと、日本の街中で扱うのにも適当なサイズだ。
エンジンは、1.4Lと2.0Lの直4ガソリンターボ、1.6Lと2.0Lのディーゼルターボを搭載。駆動方式はFFと4WDが設定されている。
2020年4月には、ティグアンの世界累計販売台数は600万台を突破した。今や、ティグアンはコンパクトSUVのスタンダード・メジャーになりつつある。
2017年にはホイールベースを110mm、全長を215mm延長して3列7人乗りも設定した「ティグアン・オールスペース」も発売され、北米仕様はすべてこれになり、中国市場でも人気が高い。
2020年にはビッグマイナーチェンジが予定されており、プラグインハイブリッドも追加されるようだ。
フォルクスワーゲンTロック
ティグアンと、あとで紹介するTクロスの間を埋めるべく2017年に発表されたモデルが、日本未導入の「Tロック」だ。
その名は、トゥアレグ、ティグアン、テラモントとVWのSUVは頭文字が「T」で始まること(アトラスは北米でもテラモントの名で発売予定だったが、ネーミングの響きなどで変更されたらしい)、ロックはSUVの活躍するフィールドである岩場のロックから名づけられた。
サイズは全長4234mm×全幅1819×全高1573mmと、ゴルフの車高を高めてSUV化したような大きさだ。
だがスタイルはティグアンのようなオーソドックスなSUVではなく、Cピラーを少し寝かせたクーペSUV的なものとなっている。
Aピラーからルーフをボディカラーとは別にペイントした2トーンのフローティングルーフデザインも採用されている。
エンジンは、1.0Lの直3ガソリンターボ、1.5Lと2.0Lの直4ガソリンターボ、1.6Lと2.0Lの直4ディーゼルターボを搭載。駆動方式はFFと4WDが設定されている。
Tロック・カブリオレも
2019年には、ボディを2ドア化したオープンモデルの「Tロック・カブリオレ」も登場した。SUVのオープンモデルは先代のレンジローバー・イヴォーク以来だから、注目を集めている。
日本市場にも最適なサイズと思われるTロック、2020年の半ばには日本導入が予定されているが、カブリオレの導入に関しては未定だ。