【非凡なエンジンとハンドリング】ボクソール(オペル)・アストラ1.2ターボへ試乗

公開 : 2020.06.20 10:20  更新 : 2020.06.20 12:36

足を引っ張るインテリアデザイン

インテリアでは、上位モデル譲りとなる、最新のタッチモニター式インフォテインメント・システムを搭載。アップル・カープレイとアンドロイド・オートにも対応する。

正直、スマートフォンとのミラーリング機能の方が、純正システムより使いやすい。操作性を比べると、7代目フォルクスワーゲン・ゴルフのものの方が優れているほど。

ヴォグゾール(オペル)・アストラ 1.2ターボ 145エリート(英国仕様)
ヴォグゾールオペル)・アストラ 1.2ターボ 145エリート(英国仕様)

競争の激しいハッチバックの中で、インテリアは、アストラの足を引っ張っている部分。ライバルのフォルクスワーゲン・ゴルフやトヨタカローラマツダ3と比較して、知覚品質では明らかに並べていない。

デザインは見た目でも魅力に欠け、退屈で暗くぼやけた印象が残る。シートとドライビングポジションも、もう少し煮詰めた方が良い。

アストラにはオススメしたくなる要素が沢山あるだけに、インテリアの質感は残念。価格設定も良く、運転もしやすい。優れた走行性能と燃費を、両立させてもいる。

しかし、SUVの人気は止まらない。低金利が後押しし、メルセデス・ベンツAクラスBMW 1シリーズアウディA3などのプレミアムブランド・モデルも、魅力的な価格で乗れる状況にある。

ファミリー・ハッチバックとして、優れたポイントを沢山備えたヴォグゾール(オペル)・アストラ。総合点ではライバルに勝るとも劣らない。選択肢に加えたいモデルだ。

ヴォグゾール(オペル)・アストラ 1.2ターボ 145エリート(英国仕様)のスペック

価格:2万3995ポンド(316万円)
全長:4370mm
全幅:1809mm
全高:1485mm
最高速度:220km/h
0-100km/h加速:8.8秒
燃費:18.1-19.2km/L
CO2排出量:−
乾燥重量:1280kg
パワートレイン:直列3気筒1199ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:145ps/5500rpm
最大トルク:22.9kg-m/2000-3500rpm
ギアボックス:6速マニュアル

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