【AUTOCAR予想図】ジャガー 小型ハッチバックの投入検討 XE/XFと異なるユーザーに
公開 : 2020.07.14 07:20
英ジャガーが、コンパクト・ハッチバック、電動セダンの投入を検討しているそうです。エレガントでクラシックなスタイルを備えた、同社の販売を支えるハイブリッド・モデルとなることが、期待されています。
電動セダンも検討
ジャガーは、セダンのXE、XFとは異なる需要を満たすコンパクト・ハッチバックなど、さまざまな新モデルを検討している。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、ほかの自動車メーカーと同様に、ジャガー・ランドローバーにとって、今後12か月は非常に重要な時期となるだろう。
同社は、収益を向上させるため、販売を支えるモデルが、少なくとももう1つ必要だと考えている。
ジャガーは、2つのセダンの直接の後継モデルの投入について否定はしていないが、新たなユーザーを獲得するモデルとして、環境に重点をおいたコンパクト・セダンを検討していると考えられている。
それも、マイルドハイブリッドとプラグインハイブリッドという2種類のパワートレインで提供されると予想されている。
一方で、最近ジャガーの新しいデザイン・チーフであるジュリアン・トムソンは、さらに小さなモデルの製造を検討していると述べている。
コンパクト・ハッチバックである。
ハッチバック 全長4.5m級?
ジャガーが考えるコンパクト・ハッチバックは、全長約4500mmというドイツのライバル勢よりも、エレガントでクラシックなスタイルになるだろう。
トムソンは、AUTOCARに対し「小型モデルの投入を検討しています。いいタイミングだともと思います」
「ジャガーは、若いカスタマーや女性にアピールできる、グローバルな製品を必要としています」
「より効率的でありながら、品質の高いデザイン、豪華さ、運転のしやすさを求めるカスタマーに、最適なクルマを提供することを目指します」と述べている。
「多くの台数を販売しなければならず、大きな工場と組織が必要となります」
「厳しい分野ではありますが、それこそがわたし達の目指すものです」と付け加えた。
ジャガーRD-6 コンセプトがベースか
17年前のコンパクト・ハッチバック・コンセプト、RD-6が、この新しい小型モデルのベースとなることが予想されている。
当時のジャガー・デザインのトップ、イアン・カラムの初の公式プロジェクトであったこのコンセプトは、CO2排出に関するEUの厳しい規制に対応するため、再び注目されている。
ジャガーは、欧州だけでも年間80万台を有する、コンパクト・プレミアム・ハッチバック市場に参入し、特別な地位の獲得を目指すこととなるかもしれない。
経験のないセグメントではあるものの、同社の3つのSUVとリンクしたモデルであれば、XEおよびXFを上回る成果が見込め、ジャガーのディーラーにも活気を与えるだろう。
画像 ジャガーEペイス、BMW X2、日産キャシュカイ、ルノー・カジャー、トヨタC-HR、VW Tロック【ライバル比較】 全98枚