プラットフォームは？

しかし、プレミアム・ハッチバックに適したプラットフォームを見つけることは、容易ではないと思われる。

今年発表される予定となっている、ジャガーの新しいフラッグシップ、電動サルーン「XJ」は、従来の内燃モデル、プラグインハイブリッド、およびEVモデルに適応可能な、MLAアーキテクチャを採用した最初のモデルとなる。

MLAは将来のほとんどのJLRモデルの基盤として使用される予定となっているが、次期ジャガーEペイスや、ランドローバーの新世代モデルなど、小型で安価な車両への採用が可能かどうかは疑問が残っている。

可能であれば、最も近代的で利点の大きい基盤となるが、不可能であれば、別のメーカーとのプラットフォーム共有プロジェクトに取り組む必要があるだろう。

いずれにしても、JLRは、Eペイス、ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ、レンジローバー・イヴォークの後継向けに、PTA（プレミアム・トランスバース・アーキテクチャー）を継続するだろう。

この3モデルにジャガーのコンパクト・ハッチバックを追加すれば、年間販売台数にして40万台ほどをグループにもたらすだろう。

画像　ジャガーEペイス、BMW X2、日産キャシュカイ、ルノー・カジャー、トヨタC-HR、VW Tロック【ライバル比較】　全98枚