【日本導入へ】DS 3クロスバック「Eテンス」 5人乗り電動コンパクトSUV、航続距離は320kmか

公開 : 2020.06.24 20:10  更新 : 2022.04.23 11:57

仏DSオートモビルが、小型EV「DS 3クロスバックEテンス」の日本導入を発表。5人乗りのコンパクトSUVに、ラグジュアリーな内外装と、最新の電動パワートレインを搭載し、日本車勢に挑みます。

DS 3クロスバックEテンスとは

フランスのラグジュアリー・ブランド「DSオートモビル」が、電動化テクノロジーを採用した小型SUV「DS 3クロスバックEテンス」を、日本導入すると発表した。

「Eテンス(E-TENSE)」は、DSブランドの電動化モデルに与えられたサブネーム。内燃モデル(ガソリンエンジン)のDS 3クロスバックが、すでに日本では販売されている。

2018年のパリ・モーターショーに展示されたDS 3クロスバックEテンス。
2018年のパリ・モーターショーに展示されたDS 3クロスバックEテンス。

Eテンスが採用した電動化プラットフォーム「eCMP」は、内燃仕様が使用している「CMP」の電動版。100kWのモーター、容量50kWhのバッテリーを効率的に搭載し、居住空間/トランクスペースを犠牲にしていないのが特徴。

欧州仕様のWLTP航続距離は320kmとされている。

外観では、Eテンスならではのアクセントとして、サテンクロームのDSウィング、アンスラサイトグレーのグリルに加え、各部に「E-TENSE」マークが与えられる。

また、リアバンパーには排気口がなく、後ろ姿はよりシンプルに。18インチのKYOTOアルミ・ホイールと専用の新色パールクリスタルがEテンス独自のエレガンスを強調する。

DS 3クロスバックEテンス 内装

DS 3クロスバックEテンスは、Bセグメントに属するコンパクトなボディサイズでありながら、フル5シーターではクラス最大級となる約350Lの荷室容量を確保する。

インテリアは、7インチのタッチスクリーンの下に、タッチコントロールとセンターエアアウトレットをひし形に配置。スクリーン部に主要なコントロールパネルを表示するなど、車両設定を1か所にまとめている。

DS 3クロスバックEテンスの内装。日本仕様は右ハンドルになることが分かっている。
DS 3クロスバックEテンスの内装。日本仕様は右ハンドルになることが分かっている。

また、バッテリーのヒートポンプ、タイヤ空気圧モニタリング・システム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP、レーンキープ・アシスト、 ヒルスタート・アシスト、リアパーク・アシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイール、8個のエアバッグ、フラッシュフィッティング・ドアハンドルなどが標準装備となっている。

もちろん、キーホルダーが車両から1.5m以内に近づくと、面一のドアハンドルがボディから自動的にせり出すプロキシミティ・キーレスエントリー&スタートも、内燃仕様と同様に装備される。

なお、日本仕様は右ハンドルとなり、ワンペダルドライブに近い運転が可能になると発表されている。

日産が小型の電動SUV「キックスeパワー」を日本に導入するなど、コンパクトSUV市場に電動モデルの登場が続くことになる。

「DS 3クロスバックEテンス」の日本仕様の詳細、グレード展開、航続距離、充電方法、充電時間、スペック、価格、発売日などは、7月末に明らかになる予定だ。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事