【価格/サイズ/内装は?】メルセデス・ベンツGLB、日本発表 3列7人乗り新型SUV 200 d/250 4マティックを解説
公開 : 2020.06.25 12:35 更新 : 2021.04.26 15:08
メルセデス・ベンツGLB ユーティリティ
GLBのインテリアで最も特徴的なのは、3列シート7人乗りを採用したことだ。
日本の5ナンバーサイズに匹敵する4.7m級の全長ながら、3列7人乗りを可能にしたSUVという存在は「ミニバン的にも使えるSUV」として、日本でも人気を集めそうだ。
2列目シートは60:40分割で、140mmの調整が可能な前後スライド機構を備え、後ろにスライドさせて乗員に広く快適なレッグスペースを提供したり、前にスライドさせて積載性を高めることが可能だ。バックレストは40:20:40の3分割可倒式で、8段階の角度調整ができる。
3列目シートへは、2列目シートのバックレストにあるロック解除レバーを操作すると、2列目シートが前に倒れてスライドし、ワンタッチで乗り降りすることが可能。また、3列目シートはラゲッジスペースに格納することもできる。
ラゲッジスペースはVDA方式で130L~1680Lもの容量があり、テールゲート下部のコート用フックや2段階高さ調整式ラゲッジルームフロア、バッグ用フックなども備える。テールゲートは足をバンパー下部に差し入れたり、リモコンキーやテールゲートのボタンで操作できる自動開閉式を採用するなど、使い勝手が高められている。
メルセデス・ベンツGLB パワートレイン
日本仕様のGLBのパワーユニットは、「GLB 200 d」が2.0Lの直4クリーンディーゼル・ターボ、「GLB 250 4マティック・スポーツ」が2.0Lの直4ガソリン・ターボを搭載している。
ディーゼル・ターボは最高出力が150ps、最大トルクが32.6kg-mを発生。コモンレール方式やマルチウェイ排出ガス再循環(EGR)、尿素SCRシステムなどを採用し、全域でトルクフルな加速を可能にしながら、排出ガスの浄化も図られている。
ガソリン・ターボは可変バルブタイミング機構のカムトロニックも搭載し、最高出力は224ps、最大トルクは35.7kg-mを発生する。
どちらのエンジンも、ミッションは新開発の8速デュアルクラッチの「8G-DCT」が組み合わされる。駆動方式は、GLB 200 dは2WD(前輪駆動)となるが、GLB 250 4マティック・スポーツでは4WDに。
後者はダイナミックセレクトのスイッチを操作することで、前後のトルク配分を「ECO/コンフォート(前80:後20)」、「スポーツ(70:30)」、「オフロード(50:50)」の3モードに変えることができる。