【ティグアンにも「R」】VWティグアンR登場 改良新型、デザイン刷新/初のPHEV追加
公開 : 2020.07.01 09:00 更新 : 2020.07.01 20:53
フォルクスワーゲンのベストセラーSUVティグアンが大規模な改良を受けました。スタイルを一新し、VW最新のテクノロジーを採用。改良に伴い追加された、スポーティな「R」とプラグインハイブリッドにも注目です。
欧州で最も愛されるSUV
フォルクスワーゲン・ティグアンは大規模なマイナーチェンジを受け、新たに320psの「R」とプラグインハイブリッドモデルが追加された。
ティグアンは2007年に登場して以来、600万台以上を売り上げ、ヨーロッパで愛されているSUVである。
2代目となる現行モデルは2016年に発売されたが、今回のような大幅な改良は初めてのことだ。
新たに追加されたティグアンRは、急速に拡大するハイパフォーマンス・ラインナップの一部として、トゥアレグRの仲間入りを果たした。
パワートレインには、第4世代のEA888 2.0Lガソリンターボエンジンを採用。性能や燃費の詳細はまだ明らかにされていない。
この4気筒ユニットには、7速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされ、四輪駆動となっている。
車高を10mm下げるダイナミック・シャシー・コントロール・システムも採用した。
また、新型アルテオンRと同様のトルクベクタリング機能を搭載している点も特徴だ。
これは後輪の左右だけでなく、フロントアクスルとリアアクスルの間で駆動力を変化させることができる。
さまざまな路面状況でも安定した走りを実現するシステムだ。
最新のインフォテインメントシステム
エクステリアの変更点はそれほど多くはない。ヘッドライトとテールライトにLEDを標準装備し、マトリクスLEDはオプション設定された。
フロントバンパーの刷新によりエアインテークが大型化し、ワイドで力強い印象を強めている。
インテリアでは、フォルクスワーゲン最新のテクノロジーを数多く採用している。
中でも、最新バージョンのインフォテインメントシステムと大型タッチスクリーンが特徴的だ。
また、フォルクスワーゲンのコネクティング機能に加えて、ワイヤレスのアップル・カープレイも搭載し、リアルタイムの交通情報やアプリベースの機能を数多く備えている。
オプションにはボイスコントロール機能が用意されたほか、10.0インチのデジタルダイヤルディスプレイもアップデートを受けている。
センターコンソールには2つのイルミネーション付きUSB-Cポートを備え、アンビエントライトの新色が追加された。
エアコンの温度調整などの操作には、物理的なボタン類ではなくタッチ操作式のコントローラーを選ぶことができる。
スポーツステアリングホイールも選択可能で、物理ボタンをタッチ式のコントローラーとスライダーに変更することもできる。
オーディオシステムのDYNAUDIO(ディナウディオ)は、480W、10スピーカーのハーマンカードン製に切り替えられた。
英国仕様の詳細はまだ明らかになっていないが、全車に同様のアップグレードが期待されている。