【ホットな電動SUV】アウディeトロンS/スポーツバック 外観/内装 今夏、英国発売
公開 : 2020.07.17 11:20 更新 : 2021.02.09 23:25
アウディが、「eトロンS」「eトロンSスポーツバック」を今夏、英国で発売します。3基の電動モーターと、95kWhのバッテリーを搭載。邦貨にして1167万円および1190万円で提供されるそうです。
eトロン・シリーズに高性能モデル
アウディは、この夏の後半に、2つのパフォーマンスモデル、「eトロンS」および「eトロンSスポーツバック」を英国で発売し、電動モデルのラインナップをさらに拡大する。
英国での販売価格は、標準ボディの「eトロンS」が8万7000ポンド(1167万円)、スポーツバックが8万8700ポンド(1190万円)となっている。
最上グレードとして加わる2台は、リアアクスルに2基、フロントに1基、合計3基の電気モーターを搭載したモデルとなる。
8秒間のブースト時のみで利用可能な、パワーは503ps/99.3kg-mとなっており、0-97km/h加速は4.5秒、最高速度は209km/hを達成する。
3基のモーターは、直進加速を向上するだけでなく、電子制御のトルクベクタリング機能を提供する。
通常の走行モードでは、リアモーターのみが作動し、トルクはシングル・スピード・トランスミッションを介して送り出される。
ダイナミック・ドライビング・モード、またはフルパワーが要求されると、フロントモーターが駆動。
フロントモーターは、スリップ検出時にも作動し、フロントの内輪を減速し、トラクションの損失を防ぐ。
アウディは、標準のeトロンよりも、リアを重視したパワー供給により「ドリフトをコントロール」できると述べている。
スポーティな外観
eトロンS、およびeトロンSスポーツバックは、95kWhのバッテリーを搭載し、WLTPサイクルの航続距離はそれぞれ359kmと364kmを達成する。
標準型のeトロンのなかで、最も航続距離の長い「eトロン55」より、約80km短くなっている。
アウディは、特に「S」モデル向けのアダプティブ・エアサスペンションの調整に力を入れいている。
走行状況やモードに応じて、車高を最大76mmまで変更することが可能なうえ、プログレッシブなステアリング制御により、直進性を高めることもできる。
フロントブレーキも、6ピストンキャリパーにアップグレードされた。
また、エアフローを最適化するためのホイールアーチのワイド化など、エアロダイナミクスに修正が加えられており、スポーツバックでの抗力係数は、わずか0.26となっている。
必要なときにのみ開く、ブレーキを冷却するためのエアインテイクも装備された。
ホイールアーチの変更により、両モデルの車幅は5cm拡大されたほか、専用デザインの前後バンパーにより、スポーティな外観に仕上がっている。
シルバーの加飾、アルミニウムのサイドミラー・ハウジング、21インチまたは22インチのホイールが、Sバリエーションの特徴となる。
画像 アウディ eトロン、メルセデスEQC、テスラ・モデルX、ジャガーIペイス【ラグジュアリー電動SUV比較】 全100枚