【ジュリアGTA/GTAm】F1 2020開幕戦 アルファ・ロメオ・レーシングのスーツに登場 ザウバーが空力を監修
公開 : 2020.07.06 11:45
アルファの新モデル「ジュリアGTA」が、F1開幕戦にこっそり登場? オーストリアGPだけ、チームのスーツに「GTAm」のロゴが! イタリア人ドライバー、ジョヴィナッツィの胸もとを飾りました。
ジョヴィナッツィのスーツに「Alfa Romeo GTAm」
2020年シーズンのフォーミュラ1が開幕した。波乱の展開となったオーストリア・グランプリであったが、あるドライバーのスーツにここでは注目したい。
アルファ・ロメオ・レーシング・オーレンのイタリア人ドライバー、アントニオ・ジョヴィナッツィがまとうスーツの胸もとに、ジュリアの新モデル「GTAm」の名が貼り付けられていたのだ。
設立110年となる今年、アルファ・ロメオでは、限定モデルの「ジュリアGTA」シリーズを発表した。
高性能スポーツ・セダンの「ジュリア・クアドリフォリオ」よりも車重を減らし、ダウンフォースが高められているコーナリング・マシンで、なかでも「GTAm」は2シーター・モデルとなるハードコア仕様だ。
空力パーツ ザウバーエンジニアリングが設計
とくにエアロダイナミクスの開発には、ザウバーの技術部門であるザウバー・エンジニアリングが、28シーズンにもわたるF1参戦の知見を注ぎ込んでいる。
「GTA」と「GTAm」は、エアロダイナミクス・ボディキットの設計・製造を、このザウバー・エンジニアリングが担当した。車両のバランスと安定性を全速度域にわたり高めるのがその狙い。
新開発のフロントスポリッター、サイド・スカート、リアスポイラーに加えて、設計をし直したフロア、ディフューザーが、歴史ある「GTA」の名に恥じない走りを実現するという。
540psの最高出力、100kgの軽量化を果たし、ザウバーとアルファのパートナーシップが生み出した新モデルが、新型コロナウイルスのパンデミックから立ち直るF1のシーズン開幕を祝った。