【Fタイプの後継か】ジャガー、「EVタイプ」を商標申請 新型の100%電動スポーツカーか
公開 : 2020.07.16 11:50
ジャガーが「EVタイプ」というモデル名を商標申請したそうです。同社のアイコンモデル、Fタイプの後継となる、C-X75にインスピレーションを得た、まったく新しい電動スポーツカーとなることが期待されています。
ジャガーEVタイプ
ジャガーが、「EVタイプ(EV-Type)」という名前を、商標申請したことが明らかになった。
WIPOグローバル・ブランド・データベースによると、商標は2月中旬に申請され、現在承認待ちとのことだ。
商標登録の理由は明らかになっておらず、必ずしも新しいモデルの名前となるとは限らないが、AUTOCARは、同社が電動スポーツカーを積極的に検討していると予想している。
EVタイプという名前は、1960年代と1970年代のアイコンであったジャガーEタイプ・スポーツカーから来ているようだ。
Fタイプは、「タイプ」の名を引き継ぐ唯一のモデルであり、電動スポーツカーの登場に期待が高まっている。
元デザイン・ディレクターのイアン・カラムは、昨年、ミドエンジンレイアウトと2010年のC-X75にインスピレーションを得た、ジャガーの次世代スポーツカーをデザインしたことを明らかにしている。
このことから、具体的なデザインのアイデアはあるが、Fタイプの後継モデルの方向性が定まっていないと考えられている。
そのデザインは、EVモデルの前提で描かれていると考えられており、フロントエンジンのガソリンモデルの案も同時に検討されている。
1020psの電動スーパーカーとなるか
昨年、ジャガーはビジョン・グランツーリスモ・クーペのコンセプトを、ビデオゲーム専用に設計された、デジタルモデルとして発表した。
同社は、1020psの電動スーパーカーが、生産モデルとなるかどうかについては明らかにしていないが、C-X75とFタイプにインスピレーションを得ていると思われる、高いベルトライン、長いボンネット、傾斜のあるリアデッキを含む、特徴的なスタイリングは、将来のジャガーEVモデルのデザインの方向性を示していると思われる。
電動スポーツカー向けの新しいプラットフォームの開発に、多額の費用がかかるという問題があるが、ジャガー・ランドローバーが、BMWとの協力範囲を拡大することで、負担が軽減される可能性もある。
いずれにせよ、クーペとコンバーチブルが数か月前に大幅にアップグレードされたため、Fタイプの後継モデルの発売は、今後2年間は無いだろう。
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