【楽しく上質な純EV】ポールスター2へ試乗 407psで航続距離469km 前編
公開 : 2020.07.15 10:20
環境に配慮した素材のインテリア
従来の自動車のインテリアと比較して、一般的なプラスティック製部品の使用量を大幅に減らしている。そのかわり、リサイクル素材や環境負荷の小さい素材など、ブランドが地球に優しいと認めた材料を積極的に用いている。
そんな草食系インテリアは、表面の仕上げや見た目も、見慣れたものとは異なる。安っぽいわけでもなく、不快さを感じるものでもない。
実際に触れてみると、思いのほか硬かったり、厚みが薄かったりする。眉を上げて驚く人もいるだろう。それでも基本的には、ポールスター2の知覚品質は良好だ。
ドライビング・ポジションも、普通のサルーンとは異なる。着座位置はかなり高いが、グラスエリアの位置も高く、包まれ感がある。座面が高いということに、すぐには気づかないかもしれない。
ポールスター2の車内空間は、広々といえるほどではない。少なくとも、平均的な身重の大人4人が、充分快適に過ごせる広さはある。
運転席に座ると、シンプルなモニター式のデジタルメーターと、テスラ風ともいえる、縦長のインフォテインメント・システム用タッチモニターが目に入る。システムはアンドロイド・ベースのスマートフォンと完璧な連携が取れ、扱いやすい。
アップル・カープレイにも、2021年には対応する予定だという。
この続きは後編にて。