【価格帯/サイズ/いつ発売?】日産アリア 新型EVの内装/航続距離が発表 プロパイロット2.0/ハローニッサンで音声認識

公開 : 2020.07.15 14:24  更新 : 2021.06.04 11:13

日産アリアが正式発表。スタイリッシュなデザインの100%電気自動車です。航続可能距離は最長で610km。新型SUVのインテリア、発売時期、価格帯、スペック、ボディサイズが、明らかになりました。

はじめに EVのSUV「アリア」とは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

7月15日。日産は初のクロスオーバーEV「アリア(ARIYA)」を発表した。

日産が培ってきた電気自動車のノウハウと、最新のコネクテッド技術を融合させた、スタイリッシュで革新的なクロスオーバーEVだ。

日産の新型車でクロスオーバーEVの「日産アリア」。
日産の新型車でクロスオーバーEVの「日産アリア」。

アリアは、昨年の東京モーターショーに参考出品された「アリア・コンセプト」の市販モデル。

東京ショーに出品されたときから近い将来には市販化されると言われていたが、それが早くも実現したというわけだ。

日本での発売は2021年の中頃を予定しているが、後述のとおり、今回ユーザーの実質購入価格も明らかになった。

「アリア」という車名には「先進的でありながら力強い古代文化も反映する」という意味が込められている。

では、日産としては2台目の100%電気自動車(フルEV)となるアリアの概略を紹介していくことにしよう。

日産アリア 外観

アリアの外寸は、全長4595×全幅1850×全高1655mm、ホイールベースは2775mm。サイズ的には、いわゆるCセグメントに属するクロスオーバーとなる。

そのスタイルは、シンプルでありながら力強く、かつモダンな表現で「タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム」をデザインに反映した。

日産の新型車でクロスオーバーEVの「日産アリア」。
日産の新型車でクロスオーバーEVの「日産アリア」。

「スリーク」「シック」「シームレス」というキーワードを用い、アリアの先進技術やコネクテッド技術のイメージをデザインで伝えている。

EVゆえ、フロントグリルはスモークがかったパネルでカバーされ、その中には日本の伝統的な組子パターンが立体的に表現されている。このパネルを日産ではシールドと呼び、その中心には新しい日産を象徴する新たなブランドロゴがLEDで光り輝く。

ヘッドライトは薄い4灯のLEDで、日産のデザインシグネチャーであるVモーションは白い光で表現、シーケンシャルウインカーとしても機能する。

ボディサイドは、低く滑らかなルーフラインが空気抵抗を感じさせない印象を与える。フロントとリアを直線でつなぐウエストラインは、まるで建築物のような美しさを携え、どの角度から見てもエネルギーが宿っているかのような活力を表現している。

リアビューでは、水平基調に延びるリア・コンビネーションランプが、消灯時はすっきり、点灯時は赤い光がしっかりと見えるよう設計されている。

日産アリア 内装

日本語の「間(ま)」をキーワードとしてデザインされたアリアのインテリアは、気に入ったラウンジにいるかのようなシンプルで快適な空間を提供する。

新開発のEV専用プラットフォームによって、フラットで広々したフロアを実現。

日産アリアの前席内装。
日産アリアの前席内装。

従来室内に配置されていた空調ユニットをモータールームに配置することで、Cセグメントのボディサイズでありながら、Dセグメント・レベルの室内空間を確保した。また、スリムなデザインのゼログラビティ・シートや、EVでありながらも遮音材をふんだんに使用することで、高い静粛性を実現している。

ダッシュボートには従来のような物理的なスイッチはなく、クルマの電源を入れるとアイコンが浮かび上がる。それらは、運転中でも操作感がわかるように振動するハプティクススイッチになっている。

幅広のセンターコンソールは、ドライバーのシートポジションに合わせて電動で前後に動かせるのが特徴。その上には「アドバンスト・アンビエント・ライティング」が施されたシフトノブが配置され、センターコンソール内にはQi規格のワイヤレスチャージャーが搭載されている。

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