日産GT-R Nismoがニュルブルクリンクのラップ・レコードに挑戦
公開 : 2013.10.09 18:00 更新 : 2021.03.05 18:51
日産GT-Rが、元F-1ドライバーのセバスチャン・ブミエのドライブで、今週、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェでのラップ・レコードに挑戦する。
現在のタイムは、2012年に鈴木利男がマークした7分18秒6。これは、ナンバー付きのクルマとしてはノルドシュライフェで9番目のタイムとなる。
GT-R Nismoは、今年11月に開催される東京モーターショーでのデビューが予定されているモデル。空力的なパフォーマンスを向上させるため、ウイリアムズF-1チームが開発に携わっている。
「ノイドシュライフェでテストをしているが、非常に面白い。プログラムは未だ初期の段階だが、タイムは徐々に縮まっている。もちろん、まだこれ以上タイムを詰めることは可能だ。」とブエミは語っている。
このモデルはいぜんヨーロッパ日産のテクニカル・センターの外でスクープ写真を取られている。かなりカモフラージュされていたが、空力的な調整が行われていることは明白で、おそらくNISMOのボディ・キットが取り付けられていたと思われる。また、エア・インテーク・システムなども修正されていた。更にサスペンションも従来のGT-Rよりも低くセットされていた。
日産のCEO、カルロス・ゴーンは「NISMOの協力なしにGT-Rは考えられない。GT-Rのパフォーマンスは、NISMOチームの情熱と才能が反映されたモデルだ。GT-R NISMOは特別な存在だ。」と語っている。
524bhpの3.8ℓツインターボV6が搭載される標準的なGT-Rは、0-100km/hが3.0秒というパフォーマンスを持つ。NISMOバージョンがどれほど性能がアップがされているかは不明だが、ウイリアムズが開発にかかわったことで、そのパフォーマンスが向上していることは容易に想像がつく。
このGT-R NISMOは2014年に発売されることとなる。価格は、もちろん現行モデルの£76,610(1,200万円)よりも高くなる。