【フォード・ユニット廃止】2021年型レンジローバー 自社製3L直6ディーゼルで、マイルドハイブリッド
公開 : 2020.07.17 07:20
レンジローバーおよびレンジローバー・スポーツに、JLRが新開発したディーゼルエンジンが搭載されます。マイルドハイブリッドを採用。フォード製に別れを告げ、14km/Lの燃費を実現するそうです。
48Vマイルドハイブリッド
ランドローバーは、レンジローバーおよびレンジローバー・スポーツ(2021年モデル)に、48Vマイルドハイブリッドを採用した、新3.0L直6ディーゼルを搭載する。
新開発されたこのインジニウム・ディーゼル・エンジンは、フォード製のV6、V8ディーゼルに代わるもので、D300(300ps/66.2kg-m)、D350(350ps/71.3kg-m)の2種類が用意される。
その走りは滑らかで洗練されていると言われており、WLTPサイクル燃費は14km/Lを実現。従来型のフォード製V8よりもはるかに優れている。
さらに、レンジローバースポーツD350の0-97km/h加速は0.7秒改善され、6.5秒となる。
48V電動ハードウェアの導入により、新NOx排出基準RDE2への対応にも有利となるだろう。
また、今後数か月以内に、新型ランドローバー・ディフェンダーに採用される予定となっており、米国では四輪駆動での唯一の選択肢になると考えられている。
レンジローバーとレンジローバー・スポーツは、ともにスーパーチャージド5.0LガソリンV8(2種類)と3.0Lガソリン直6は継続され、スポーツには2.0L4気筒も残る。
また、4気筒ガソリンとモーターを組み合わせた、プラグインハイブリッド・パワートレインも提供される。
特別版トリムパッケージの提供
なおレンジローバー・スポーツでは、21インチのブラックまたはツートンカラーのアロイホイール、パノラマルーフ、メリディアンのサウンドシステムなどを含む「シルバーエディション」と「ダイナミックブラック」が提供される。
575psを出力するSVRの「カーボンエディション」では、ボンネットセンター、トリム、トレッドプレートがカーボン製となり、さらに22インチ・ブラックアロイホイールが採用される。
また、フルサイズのレンジローバーでは、専用インテリアトリム、ソフトクロージング・ドア、21インチ・アロイホイールを備えた、英国限定の「ウエストミンスター・パッケージ」を提供する。
さらに、レンジローバーの50周年を記念する「レンジローバー・フィフティ」も追加。これは同社のデザイナー、ジェリー・マクガバンが作成したレトロな発想のカラースキームと特製バッジを採用するモデルだ。
すべてのレンジローバー・モデルでは、スマートフォンのコネクティビティ、空気清浄テクノロジー、これまではオプションで提供されていた運転支援機能が標準装備される。
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