【セブンからエキシージまで】ロータス ブリティッシュ・スポーツの歴史

公開 : 2020.08.14 06:20

不発に終わった迷車たち

不運なロータスを紹介する。

販売は振るわなかったが、今では「珍車」「隠れた名車」として認知されているモデルも少なくない。

2代目エラン(1989年)

ロータス・セブンS4
ロータス・セブンS4

多くの人が2代目エランを擁護しているが、いすゞ製エンジン、風変わりなルックス、そして最も物議を醸したのが前輪駆動で、売れなくても納得してしまうクルマだった。

信頼性の高さや持ち前のハンドリングには文句のつけようがないが、わずか3年間生産されただけで終わってしまった。

1994年には再び少数が生産されたほか、一部は韓国のキアブランドから販売されている。

エリート(1974年)

厳密には不発というわけでないが、不正確な構造と妥協したデザインの、愛すべき不細工なロータスであった。

1200kgを超える重さの2+2で、ATやエアコンなどロータスではありえない装備が付いていた。

走りよりもロータスのイメージに興味がある人のためのロータスだ。

ヨーロッパS(2006年)

水で薄めすぎたエリーゼ。シャシーはヴォグゾールVX220と共有している。

メディアや一般の人々の間でほとんど支持を得られず、500台も販売されずに見捨てられた悲運のロータス。

セブンS4(1969年)

1970年代のセブン。その豪華装備と奇妙なスタイリングにより、多くの人が初代の純粋さと視覚的な魅力が失われいると感じた。

売上は目標を下回ったものの、まずまずの成績だった。

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