【詳細データテスト】 ベントレー・フライングスパー F40と同等の加速 期待以上のハンドリング 快適性には注文あり
公開 : 2020.07.25 11:50
使い勝手 ★★★★★★★★★★
インフォテインメント
12.3インチのインフォテインメントディスプレイに、好ましくない点はほぼない。画面のすぐ下にあるボタンでも、右側に表示されたショートカットでも非常に操作しやすい。
もしも表示画面が目障りだったり、夜間に明るさが気になるのなら、くるりと回してダッシュボードの裏側へ格納することもできる。そうすれば、そこはまるでもとからそうだったように、ウッドパネルに覆われる。
タッチ操作で画面を指紋だらけにするのがいやなら、小振りなダイヤル式ノブでカーソルを動かすこともできる。だが、ナビマップのスクロールやズームは、指先を使うと簡単にできる。
後席には、取り外し可能な5.0インチのディスプレイを装備。エンターテインメント系や室内照明のセッティング、ウインドウのブラインド、シートのマッサージ機能などは、それで操作できる。オプションでは、タブレットPCのように効果的な使い方ができる10.2インチのタッチ式ディスプレイも用意されている。
オーディオは3タイプで、上位2機種はそれぞれバング&オルフセンとネイムが手がける。テスト車にはエントリーグレードのシステムが装着されていたが、それでも出力650Wの10スピーカーという陣容。パワーも音質も不満は感じないはずだ。
燈火類
最上級のヘッドライトとなるLEDマトリックスアダプティブビームは標準装備。ハイビームの明るさはみごとで、眩惑で不満を感じることもまずない。
ステアリングとペダル
ペダルはふたつとも明らかに右へオフセットしているが、操作はまったく窮屈ではない。ブレーキペダルは踏面に広さがあり、左足で踏もうと思えば、それも楽にできる。コラムの電動調整は、アジャスト幅が広い。