【隠れた名車】もっと評価されるべきクルマ スズキからメルセデス・ベンツまで11選
公開 : 2020.07.27 21:00 更新 : 2021.03.05 21:42
ヴォグゾール・インシグニア
マット・サンダース
私の友人には、大きなファミリーカーを中古で買いたいと思っている人がたくさんいる。
私がインシグニアを買うように勧めた後で、彼らが友人であるかどうかを判断するのは、割と簡単なことだ。
インシグニアは過去20年間で最も過小評価された車の1つだ。当然のことながら、走りの面ではなく、スペースの広さ、使い勝手などを提供してくれたという点で。
後部座席には3つのIsofixポイントがあり、60:40に分割されている。
右ハンドルで、荷物をたくさん積めて、人がゆったり乗れる長距離ドライブに最適な「普通の」ファミリーカーが欲しいなら、インシグニアがベストな回答だ。
このクルマは、サーブとアルファ・ロメオのために設計されたプラットフォームを採用していることを忘れてはいけない。
モデル末期には、トルクベクトル式の四輪駆動、アダプティブダンパー、195psの2.0Lターボディーゼルを搭載し、21km/l近い燃費を実現。さらに0-97km/h加速は8.0秒と、立派な陸上選手だ。
乗り心地を向上させるためにサスペンションのストローク量を少し増やした、2014年または2015年のカントリーツアラーワゴンが私の好みだ。
シトロエンC1
スティーブ・クロプリー
世間がC1を愛さないのは、不思議でしかない。
全長3.6mとコンパクトで使いやすく、安価で愛嬌があり、何でもできるこのクルマは絶滅の危機に瀕している。
C1をショールームで見かけることがないのは、プジョー108やトヨタ・アイゴとほぼすべての部品を共有し、客をほとんどその2台に取られているからかもしれない。
私の意見では、シトロエンC1のスタイリングに「いいね」を与えたい。
さらに、機械的な部分や製造手順がトヨタ標準なので、本当に良いクルマだと思う。
フォルクスワーゲン・ゴルフV5
フェリックス・ペイジ
ゴルフGTIのファンは、神聖なホットハッチの第4世代に対し、失望を声高に訴えていた。
しかし、パンチの効いた代替モデルがここにある。ゴルフV5だ。
搭載されている2.3Lエンジンは、市販車唯一の狭角V型5気筒である。
世にも珍しいV5は、他に類を見ないサウンドを奏で、最上位モデルでは172psを発揮し、最高時速223kmまで加速することができる。
ゴルフV5は真のQカー(羊の皮をかぶった狼)の1つであり、急速に価格が上昇していることからも、愛好家がようやく目を覚ましたことが分かる。