【隠れた名車】もっと評価されるべきクルマ スズキからメルセデス・ベンツまで11選
公開 : 2020.07.27 21:00 更新 : 2021.03.05 21:42
スズキ・イグニス
マット・プライヤー
もし、コンパクトなハッチバックやSUVを探しているなら、イグニスは欲しいクルマリストの上位に来るはずだ。
コンパクトで実用的な、少し背の高いスズキのハッチバック、イグニス。
ほとんどの人が必要とする高さとスペースを確保しており、経済性も優秀だ。
AUTOCARのテストでは、スズキ車は非常に良好な燃費を示す傾向にあるが、イグニスでは特にマイルドハイブリッドシステムが燃費に貢献し、ガソリン代を節約してくれる。
室内は広々としていながら、コンパクトなボディサイズによって他車よりも運転しやすく、1万2250ポンド(154万円)からという価格設定も、英国市場におけるライバルを完全に打ち負かしている。
不思議な魅力を持つスタイリングも、私は良いと思う。
フィアット124スパイダー
マーク・ティショー
124スパイダーは、アルファ・ロメオが「イタリア製」のクルマしか売れないと判断したため、フィアットから販売されることになったアルファ・ロメオだ。
そのため4代目マツダ・ロードスターと、新生アルファ124スパイダーを双子にするという契約は、フィアットに切り替えられることになったのだ。
そして、124スパイダーはロードスターよりも良いクルマになった。
…おっと、つい口が滑ってしまった。それは言い過ぎだ。
正直なところ124スパイダーは見た目も良くないし、ハンドリングも甘い。
私としては、ターボエンジンに魅力を感じている。ロードスターは1.5Lエンジンを搭載しているが、いつも根性がないと感じていた。
1.4Lのマルチエアエンジンを搭載した124スパイダーは、より丸みを帯びたドライバーズカーだと感じた。
多くのシーンで、自然と笑顔にさせられるクルマだった。皆にも一度は味わってみてほしい。
スタイリングについては先述の通りだが、パワーとトルクの面では、フィアットは完璧な仕事をしたと思う。