【5年以内に量産か】ポルシェ、3Dプリント技術でピストン開発 911 GT2 RSで検証、パワーアップも

公開 : 2020.07.29 11:50

さまざまな部品に利用を検討中

ポルシェは、冷却の流れと表面積を改善するため、ターボチャージャーのインタークーラーといった他の部品にも目を向けている。

また、オイルクーラーを内蔵した電動アクスルドライブにも取り組んでおり、3Dプリント技術を使えば部品数の削減につながり、組み立てが早く、2倍の剛性と10%の軽量化を実現できる。

3Dプリント・ボディフォーム・フルバケットシート
3Dプリント・ボディフォーム・フルバケットシート    ポルシェ

ポルシェはまた、フルバケットシートにも3Dプリント技術を応用している。

3Dのポリウレタンベースの素材で作られた通気性のある「コンフォートレイヤー」に、膨張ポリプロピレンでできたシェルを接着するというものだ。

最初に40個の試作品がレースカーに搭載されるが、2021年からは硬さの異なる3つのバージョンが販売される予定となっている。顧客の体形に合わせたフィット感の高いシートも、後に発売される可能性がある。

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