【新型ミニバン登場か】メルセデス・ベンツ 新型Tクラス 2022年発売予定

公開 : 2020.07.30 11:20

メルセデス・ベンツは、現在開発中の新型ミニバン「Tクラス」を2022年に導入すると発表。Vクラスより一回り小型のバンで、ルノー・カングーと兄弟車です。SUV人気の中、ミニバンが秘かに頭角を現しています。

コンパクトな新型ミニバン参戦

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

メルセデス・ベンツは、ルノー日産三菱アライアンスと共同で、小型バンをベースにした新型ミニバン「Tクラス」を開発している。

Vクラスの下に位置するTクラスは、2022年前半の発売を予定しており、第2世代の商用バン「シタン」とともに開発されるという。

メルセデス・ベンツTクラスの予告画像
メルセデス・ベンツTクラスの予告画像

2012年に発売された現行のシタンはルノー・カングーをベースにしており、新型Tクラスは乗用派生車のシタン・ツアラーを実質的に置き換えることになる。

2002年から2005年にかけて生産されたミニバン「バネオ」の後継モデルと言える。

メルセデスは、新型Tクラスのティーザースケッチを1枚公開した。

バン部門の責任者であるマーカス・ブレヒトヴェルトは、「家族連れやアクティブな趣味を持つ人たち」向けにデザインされたものだと語った。

ルノー・日産・三菱アライアンスの協力を得て開発されるが、メルセデスによると、Tクラスは同社の「典型的な特徴」を備えているという。

両側スライドドアを採用し、「シェアリングサービス」の一環としての旅客輸送など、さまざまな用途に対応するとしている。

具体的なパワートレインの詳細はまだ明らかにされていないが、内燃機関と並んで完全EVも用意される。

現行カングーのEVバージョンは、60psの電気モーターを搭載しており、航続距離は約160kmとなっている。

なお、商用バンのシタンは現在、フランスのルノー商用車工場で生産されている。

未確認だが、Tクラスと次期シタンが2022年に生産を開始する際は、この提携が継続される可能性が高い。

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