【EV版Vクラス】メルセデス・ベンツEQV、欧州価格が判明 邦貨964万円から 英国で受注開始

公開 : 2020.08.05 11:20  更新 : 2021.05.12 21:35

低価格グレードの登場は?

EQVのインテリアスペースは、ベースとなっている標準Vクラスと同じで、6人乗り、7人乗り、8人乗りに対応。

EQVは2つのサイズで製造されるが、英国ではロング・ホイールベース仕様のみが販売される。

EQVに搭載されるMBUXはバッテリー残量も表示する。
EQVに搭載されるMBUXはバッテリー残量も表示する。

標準装備される、メルセデスのMBUXインフォテインメント・システムは、高解像度の10インチ・ディスプレイがバッテリーの消費状況などを表示。

このシステムは、ボイスコントロールに加え、アプリを介してあらかじめナビゲーションを設定したり、快適な温度に調節することができる。

ヨーロッパのEQVのカスタマーは、2020年末までに欧州全土に400の急速充電ステーションを備える、イオニティ(IONITY)充電ネットワークを使用できるようになる。

EQVは、Vクラスのシルエット、サイズ、スタイリングを引き継いでいるが、グリルの代わりにブラック・フロントパネル、18インチのアロイホイール、ゴールドとブルーのインテリアトリムアクセントを備えている。

生産は、メルセデスのスペイン・ビトリア商用車工場で、ヴィトーおよびVクラスと並んで製造される。

EQVのイギリスにおける価格設定は、エントリーレベルのVクラスより約2万ポンド(273万円)高い。

メルセデスは、ビジネスユースに振ったeヴィトーがすでに提供されており、新しいeスプリンターが間もなく登場することを考えると、EQVの低価格グレードがデビューする可能性は低いと述べている。

ケーラーは「長く運転すればするほど、投資を回収できる可能性が高まります」と述べ、特にロンドンの渋滞税と超低排出ゾーンでは、カスタマーにとって有利となる可能性が高いと話している。

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