【バイエルンの誇り】BMW Mとアルピナ 似て非なる存在 栄光の名車10選
公開 : 2020.08.17 11:20
アルピナB8 4.6
価格:1995年=4万5400ポンド 現在=4万ポンド(552万円)
錆びやすく、メンテナンスにコストがかかり、あまり愛されていない3シリーズをベースにしたB8は、アルピナ発の最も過激なクルマの1つだ。
BMWはE36にV8を搭載しようとしたが、純正ボディの設計上、上手くいかなかった。アルピナはボディに大幅な改造を施すことで、課題をクリアした。
B8は、E36 M3よりも1000rpm低い回転数でピークトルクを発生させたが、ひとたびトラクションコントロールシステムが壊れると、その修理は悪夢的だった。
アルピナB7ターボ
価格:1978年=1万5500ポンド 現在=12万ポンド(1600万円)
3.0LのB7ターボは、アルピナが1978年に発表した3台のマシンのうちの1つで、単なるBMWのアップグレードではなく、完成車として提供された。
F1の技術を受け継いだB7は、アルピナ初のターボチャージャーを搭載したマシンでもあった。
E39 M5とほぼ同じトルクを1978年に発生させていたことを考えると、なぜ強制過給とクラッチ強化がアルピナの特徴となったのか、容易に理解できる。
BMW M3(E46)
価格:2001年=4万300ポンド 現在=1万3500ポンド(186万円)
伝説によると、Mのエンジニアはカウンターステアをスムーズに取れるようにE46 M3を設計したと言われており、スライド時の保持力を考えれば疑いの余地はない。
しかし、このM3が現代のM5と同様に、史上最高のMモデルと言える理由は他にもある。
イギリスの田舎道を走るには理想的なバランスの「S54」は、これまでに作られた中で最も魂のこもったリニアなエンジンの1つであり、6速MTのオプションも用意されている。
今のうちに手に入れておこう。
BMW M5(E28)
価格:1985年=3万1300ポンド 現在=6万5000ポンド(897万円)
E28 M5の素晴らしさは、フェラーリ308 GTBとほぼ同じくらいの新車価格で、スタイリングも控えめでありながらも、Mモデルのテンプレートを作ったことだ。
ボンネットの下にはスーパーカーのM1と同じM88エンジンが積まれていたが、インテリアは豪華で、走りの仕立ても丁寧だった。
もちろん、リアには機械式のリミテッド・スリップ・デフを装備しており、扱いやすさも抜群だった。