【すべてを兼ね備えたサルーン】ミドルサイズ高級セダン 魅力的なモデル 10選
公開 : 2020.08.17 17:50
6位 スコダ・スパーブ
スコダ・スパーブは、サイズ、車内空間、快適性、そして価格に見合った質感など、多くの点で優れている。
高級なライバルが多く存在するこのクラスでは、コスト面ではスパーブが圧倒的に優位に立っている。ブランド力では明らかに劣るが……。
それでも、購入者はスパーブの快適で洗練された走りと、広い車内空間に惹かれることだろう。
燃費はスコダが語るほど良くはないが、新型スパーブiVプラグイン・ハイブリッドを選ぶのであれば、ランニングコストはさらに低くなるはずだ。
7位 ボルボS90
7位にランクインしたのは、ボルボS90だ。
印象的なデザインはV90やXC90と共通しており、安全装備にも力を入れているため、ファミリー層の購入者にとっては注目に値するモデルである。
また、スタイリッシュなインテリア、広々とした車内、快適で走りやすいオンロード性能とハンドリングもボルボの魅力だ。
メルセデスEクラスと同様に、S90はスリルよりも快適性を重視して設計されており、その両方の面で優れているBMW 5シリーズやジャガーXFの後塵を拝している。
また、最近では高価な選択肢となっていることも引っかかる。400ps近いプラグイン・ハイブリッドモデル、T8リチャージは、英国では5万5000ポンド(760万円)以下で手に入れることはできない。
8位 アルピナD5 S
6万ポンド(827万円)を超えるアルピナD5 Sは、決して安いクルマではない。ベースとなっているBMW 5シリーズなら、もっと安く手に入れることができる。
しかし、アルピナの価格設定に疑問を持つ人は、まだアルピナに乗ったことがない人が大半であろう。
ツインターボディーゼルのD5 Sは、0-100km/h加速が5秒未満とハイパフォーマンスでありながら、高速道路では21km/lという低燃費を誇る。
シャシーのチューニングにより、ゆったりとした乗り心地とダイナミックなフィジカルを実現。並みいるライバルとの違いはここにある。
「M」以外で究極の5シリーズをお求めの方には、ガソリンエンジン搭載のV8 B5ビターボもお勧めするが、D5 Sなら、同じ能力をより少ない金額で手に入れられる。
バイエルン秘伝のお宝だ。
9位 レクサスES
これまでのレクサスGSが姿を消し、その空席を埋めたのがESだ。旧モデルをよりスマートにした前輪駆動のセダンである。
最新のトヨタRAV4と同じTNGA GA-Kプラットフォームを採用し、2.5L 4気筒エンジンに電気モーターを組み合わせて218psの合計出力を発生する。
レクサスが最も得意とするのは街中だ。ハイブリッド・パワートレインが最もスムーズに回り、電気だけで短時間走ることができるため燃費も良好。
では、BMW、アウディ、メルセデスと比べて遜色ない魅力を備えているかというと、そうとは言い切れない。
インテリアは比較的快適で質感も高いが、ドイツのライバル車のような使い勝手を欠いており、インフォテインメントシステムは操作しづらい印象を受ける。
前輪駆動であるため、走りのバランスはBMW 5シリーズやジャガーXFといった後輪駆動モデルに軍配が上がり、パワートレインには鋭さが足りない。