メルセデス・べンツCクラスのテクニカル・ディテールが判明

公開 : 2013.10.25 17:00  更新 : 2017.06.01 02:15

新しいCクラスは、メルセデス・ベンツにとって最も小さいリア・ホイール駆動となるが、そのシャシーを含めたボディ・ストラクチャーは過去から決別し劇的に変化しているという。アルミニウムとスティールのハイブリッド・アーキテクチャーは、新しい世界レベルのクラッシュ・テスト、つまりユーロNCAPよりも厳しいテストもクリアできるという。

新型に使われるアルミニウムとスティールのプラットフォームは、フロントがダブル・ウィッシュボーン、リアが4リンクのサスペンションを持ち、インテリア・デザインはドラマティックで表現力が豊かになっているという。

W205の名前で開発されている新しいCクラスは、メルセデスの主張によればこのクラスでは例のないエア・サスペンションを備え、360°レーダー・センサー、フロントおよびリアのステレオ・カメラ、イオン化された空気を提供するエアコン、ヘッドアップ・ディスプレイなどを備えるという。

インテリアは劇的にリスタイルされているが、W124の雰囲気を残しているという。また、そのクオリティは劇的に向上しているとのことだ。

また、新世代のセントラル・コントローラーを備える。これは、スマートフォン・スタイルのタッチパッドとコントロール・ホイールが組み合わせられたもので、使用しない際には、ドライバーのリスト・レストとしても使われる。

今週、ミュンヘンでメルセデスのエンジニアが発表した新しいCクラスのプラットフォームによれば、13の異なるスティール・プレスが使われ、現行Cクラスよりもサブ・アッセンブリーは40%も軽量化されているという。また、フロント・サスペンション・タワーは、従来まで3ピースだったものから1ピースのキャストとなっている。また、キャストのサスペンション・マウントは、スティールとアルミニウムの間に起こる腐食を防止した接着剤が使用されたパネルに、ボンドとリベットとネジで止められる。全体として、アルミニウムの使用によって24%、重量にして70kgの軽量化が達成されている。

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