【優位さを保つマイナーチェンジ】ベントレー・ベンテイガへ試乗 4.0L V8 前編
公開 : 2020.08.23 10:20
技術面もアップデートされたインテリア
ボディの見た目と違って、インテリアに関しては、当初から不満をいうオーナーはほとんどいなかった。それでも2020年に向けて、大幅にデザインの変更がされている。
センターコンソールのエッジの立ち上がりが大きくなり、見た目も良くなったほか、操作系のレイアウトも見直されている。ベントレーのトレードマークでもあった、円形の2つの送風口は、ベントレー・バカラルのような翼を開いた形状へ変更された。
ドライバーは、ヘッドアップ・ディスプレイに加え、モニター式のデジタルメーターを獲得。表示スタイルは従来的なアナログ・タイプだ。上部中央に鎮座する、時計は残されている。
センターコンソールのスイッチパネルも一新。大型化され、反応も良くなったタッチモニターの下には、物理的なボタンやスイッチ類が並ぶ。
コンチネンタルGTやフライングスパーと同様に、ベンテイガにも独自のSIMカードを内蔵。クルマから離れても、常にドライバーのスマートフォンとつながる状態にある。
インテリアデザインの責任者であるダレン・デイによれば、コネクティビティは実際の環境で利便性を向上させることが、調査で示されたという。
シートも完全に新しくなった。座面や背もたれのパンチングはサイトサポート部分にまで施され、冷却機能はより効果的に働く。ベントレーの特徴でもある、キルティング加工されたステッチは二重に入る。
この続きは後編にてご紹介したい。