【都 9割補助、8月末まで】急発進など抑制装置 2019年度は、1.6万台が利用

公開 : 2020.08.20 06:50  更新 : 2021.03.05 21:31

東京都からニュースです。「ペダル踏み間違い事故」の後付け抑制装置。70歳以上の都民ドライバーを対象に、購入・設置費用の9割(!)を補助する制度は、8月31日までとなっています。昨年度は1.6万台が利用しました。

ペダル踏み間違い 後付け装置で安全運転

ペダルの踏み間違いによるクルマの急発進。重大事故が続いたことから、抑制装置の購入・設置を補助する自治体は多い。

日本の首都、東京では、都内在住の70歳以上のドライバーで自家用車両を有する方を対象に、費用の9割を補助する補助金制度を実施している。

トヨタの既販車向け後付け装置「踏み間違い加速抑制システム」
トヨタの既販車向け後付け装置「踏み間違い加速抑制システム」

つまりユーザーの自己負担が1割となるのだ。

この9割補助が、2020年8月31日までで終了となる。

補助限度額は10万円まで

具体的には、「東京都高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」という制度で、都内在住の70歳以上の高齢運転者が、ペダル踏み間違いなどによる急発進の抑制機能を有する「安全運転支援装置」を購入・設置した場合、取扱い事業者に対し、都が費用の9割を補助(補助限度額は10万円/台)するというもの。

都民安全推進本部によると、2019年7月31日に始まったこの制度は、2020年3月31日までに、約1万6000台が利用したという。

データシステム社のペダル踏み間違い防止装置「アクセル見守り隊」「ペダルの見張り番II」。
データシステム社のペダル踏み間違い防止装置「アクセル見守り隊」「ペダルの見張り番II」。

その他の要件など詳細は、東京都の安全運転装置補助のウェブページで確認できる。

なお、2020年9月1日から2021年3月31日までの間は、自己負担の割合が5割(事業者への補助は5割、補助限度額6万円/台)に変更されるので、検討している都民の方は、早めに利用しておきたい。

また、都内在住の満65歳~69歳で自家用車両を有する方や、満65歳以上で事業用車両を有する方は、国が実施しているサポカー補助金(車両補助、後付け装置補助)の対象となる可能性もあるので確認しておこう。

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