【新グレード登場】アルファ・ロメオ・ジュリア/ステルヴィオ改良新型 10月に日本発売
公開 : 2020.08.20 14:45
アルファ・ロメオの「ジュリア」「ステルヴィオ」の日本仕様が、改良されました。レベル2の自動運転に対応。さらに、「スプリント」という新グレードが登場。競争力のある価格・装備で、市場に切り込みます。
マイナーチェンジ 内装の変更点は?
アルファ・ロメオを日本で販売するFCAジャパンは、スポーツセダンの「ジュリア」、SUVの「ステルヴィオ」に、新グレード「SPRINT(スプリント)」を追加することを明らかにした。
これまでのエントリーグレードであった「ベース」を廃止し、装備が充実して価格競争力のある「スプリント」が登場した形になる。
スプリントは、インポートカーと日本車の中間の価格帯となることから、輸入・国産の両方を検討するユーザーを取り込むことが期待される。
また、ジュリア、ステルヴィオの両モデルについて、先進安全装備の充実を始めとする改良を施したことも発表。
いずれの車種も10月3日より販売を開始する。
ジュリアとステルヴィオの改良点の1つはインテイリアだ。
センターコンソロール周りの素材・形状が変更され、機能的で上質な空間になった内装は、メインのディスプレイが8.8インチのタッチ式ディスプレイに変更されている。
画面を2分割、3分割にしてガジェット感覚で使うことができるほか、タッチパネル化によりApple CarPlay、Android Autoが使いやすくなっている。
また、新たに純正カーナビ(POI検索/TomTomトラフィック対応)が採用されたほか、Qi規格対応のワイヤレスチャージャーも搭載された。
改良新型ジュリア/ステルヴィオ ADAS
2つ目の変更点は、ADAS(高度運転支援機能)の進化。
改良新型ジュリア、ステルヴィオは自動運転レベル2を達成している。
前走車と一定の車間距離を保ちながら速度を合わせて追従するアダプティブ・クルーズ・コントロールに、「ハイウェイアシストシステム(HAS)」、「トラフィックジャムアシスト(TJA)」が追加された。
「ハイウェイアシスト」は、高速道路で利用ができる機能。前のクルマを追従・一定速度で走行中のときに、レーンセンタリングによって車線中央を維持する。ステアリグへの非常に穏やかな介入によって運転をサポートし、ドライバーの負担を軽減していくものだ。
速度域が低い場合、渋滞時においては、「トラフィックジャムアシスト」が使える。
一般道でも使用ができ、60km/hまでの速度で利用することができる。機能としては、ハイウェイアシストと同じく、速度の維持、レーンセンタリング、車線の中央を維持しながら自動で走行レーンをキープするというもの。
さらに、高速道路で道路標識を認識し、メーター内に表示するトラフィックサイン・レコグニション(TSR)、TSRが検知した制限速度に応じてACCの速度設定を素早く切り替えられるインテリジェント・スピードコントロール(ISC)など、先進的な運転支援機能を備える。(ジュリア・スプリントは一部機能を未装備)
さらに、ミラーの死角にある並走車を認識し、ミラー内の警告ランプにより注意を促すほか、危険な車線変更に対してステアリング補正を行うアクティブ・ブラインドスポット・アシスト、ドライバーの注意力低下を検知するドライバー・アテンションアラートを搭載し、安全運転をサポートする。